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ステップ式英語(中3)


ゆとり教育がスタートして以来、子どもたちの学力は低下の一途をたどっているようです。
英語にしても、国語力の低下が影響し、中1の後半から英語嫌いや英語を苦手とする生徒が増えています。本書はそのような現状を踏まえ、英語が大好きで、しかもしっかりした英文法を身につけた生徒をたくさん増やそうと制作しました。
本書の編集方針も、弊社既刊の「ステップ式英語1年・2年」で好評頂いておりました「わかりやすい説明」、「くりかえし学習により力をつけられる教材」を継承しました。さらに、既に学習済みの1、2年の内容に関しても復習ができる特別ページを設けました。また、文法事項に加え、長文問題も多数収録し、入試への準備を万全にしております。これにより、この1冊で入試合格のために必要な「文法力」と「読解力」の両方を鍛え、受験に最大限の力を発揮できる教材となるように制作いたしました。

1.「もっと学びたい」という気持ちにさせる紙面
一般の英語教材は、はじめにまとめのページがあり、そこを読み終えた後で練習問題を解くという流れになっています。しかし、文法の解説を読むことに抵抗のある子どもたちは、いきなり問題に取りかかってしまうことが多く、そのために学習が行き詰るというケースが見受けられます。
このため、本書でも「ステップ式英語1年・2年」で好評の「なぞり書き方式」を採用し、生徒が本文を読み進めるうちに、重要部分が自然と頭の中に入るようにしました。その結果、この教材は他の教材よりも楽しく理解を深められ、生徒をやる気にさせます。
2.豊富な練習量で着実に学力アップ!
英語を得意にするには、基本的な英文法を理解した後、あとは徹底した文型練習で基礎を固めることが大切です。そのため、本書では「これでもか!」というくらいの反復トレーニング問題を入れています。具体的には本文中の「トライ」の問題で、「日本語訳」「語句挿入」「整序英作文」など、様々な角度から問題の演習を行います。次に、「単元のまとめ」で文法事項を確認し、最後に「練習問題」をすることで、その章の文法事項が確実に定着します。
また、「ハイスピード演習」コーナーでは、その単元で学習した内容、および過去の学習内容を総まとめにした復習が可能となっています。ここでは、授業内で時間を計測して、口頭ですばやく解答できるようにトレーニングすると、「問題を反射的に解く」能力が身につきます。
3.ちょっとの空き時間を利用して1〜2年の復習ができる!
今までの教材では、1〜2年の復習ページがまとめて前にあるのが普通でした。しかし、それをするためのまとまった時間がとれないのも現状です。そこで本書では、各章末に「特別強化コーナー」を設け、授業中のちょっとした空き時間に1〜2年の復習ができるようにしました。このコーナーをやりとげれば、漏れや抜けのない安定した学力が身につきます。
4.入試レベルの長文読解力も身につける!
本書には、「長文読解攻略道場」というコーナーがあります。ここでは、いかにして長文を素早く読み解くかをトレーニングします。各単元の長文は、その単元の文法内容を含んだものを選んでいますので、実戦力の養成にも十分役立ちます。さらに、実際の入試問題を編集して作成した「入試問題攻略道場」と巻末収録の「チャレンジテスト」を解けば、入試レベルの実戦力が身につきます。なお、解答にはすべての長文問題の全訳(意訳)も収録しています。
5.一斉指導はもちろん、個別指導、自立型個別指導にも最適です。
本書は、とても丁寧なスモールステップ方式で作られています。そのため、これで学習する生徒は「解説ページをなぞり書きして理解する」→「豊富な練習問題をこなして知識を定着させる」という学習の流れに沿って自学自習でき、自然に学力をつけることができます。このため講師は文法解説を最低限にでき、練習問題や「ハイスピード演習」コーナーでの生徒の定着度確認に集中できます。このように、本書は講師の指導や解説が極力不要になるよう作られているため、個別指導、自立型個別指導にもピッタリです。

一斉授業用教材として
@ 初回の授業では、導入部分として新単元を学習する前に、「はじめの一歩」を生徒に解かせる。(この場合、スピード重視で口答で解答させても構わない。)次に、講師はステップにおける基本文の発音指導をし、記載されている文法内容の解説を行う。なぞり書き部分は宿題とし、生徒に自宅でもう一度解説を読ませる機会を与える。
A 授業中に「トライ」問題に挑戦させ、講師が解説、及び答え合わせをする。全問解答させるのではなく、講師が問題をピックアップし、残った問題は宿題として与える。それについては、次回の授業で宿題の確認、及び解説を行う。
B Aまでの授業が終わったら、に「単元のまとめ」「ハイスピード演習」を行い、時間がある場合は「練習問題A・B」を解答させる。時間内に終了しない場合は「練習問題A・B」は宿題とし、次回の授業時に解説を行う。なお、「ハイスピード演習」は解答をノートに書かせるのではなく、時間を計測し、口頭で答えさせるのも効果的である。
C 単元の最後の授業では、まず、「長文読解攻略道場」の解き方を指導する。その後、総まとめとして時間をくぎって、「入試問題攻略道場」を入試の本番形式で行い、各生徒の実力を確認する。
D 「特別強化コーナー」は過去に学習した内容の復習なので、宿題として生徒に与える。または、授業で復習の時間を作り一斉に行う。
E 年内にすべての単元を終了し、冬期講習では巻末付属の「チャレンジテスト」で入試への実戦力をつける。また、「基本文型220総チェック」を暗記させて文法力を完成させる。
個別指導教材として
@ 講師は新しい単元のポイントや発音の指導をし、その後問題をピックアップして生徒にさせる。
A 答え合わせとポイント部分の解説を行い、残りの部分は宿題とする。
B 次回の授業の最初に宿題点検をする。
C 単元の最後の授業中に、「長文読解攻略道場」をさせ、講師がそれをチェックする。その後、「入試問題攻略道場」にも挑戦させる。やり残しが出た場合については宿題とする。
D 単元終了時に「ハイスピード演習」を口答でチェックする。以前の学習単元の内容を間違えた場合は、「基本文型220総チェック」や「特別強化コーナー」を利用し、その文法の復習をする。
E 冬期講習前までにすべての単元を終了させ、冬期講習中は「チャレンジテスト」で入試への実戦力をつける。