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算数の名人(小5・小6)
人間は新しいことを学ぶたびに,今までのことを忘れていくものです。例えば小6の児童の学習においても,新しい単元の学習に入っていくと,既に習ったはずの「速さ」や「割合」「図形」などがあいまいになり,混乱してしまうというようなことがよくあります。
児童をこのような状態のままにしておくと,出題範囲の狭い確認テストではそれなりの点数をとらせることができるのですが,広い範囲から出題される実力テストなどでは,惨憺たる結果を招くものです。このようなことを防ぎ,本物の力を身につけさせるには,既習分野を定期的に復習することで記憶を呼び戻し,基本を定着させることが肝要です。
本書はそのために,小5・小6で新たに学ぶことや既習事項を何回も繰り返し登場させ,その復習と定着をはかっています。
1.既習事項の復習が定期的にでき,確実に基礎力が定着!
本書は今まで学んだ内容を復習しつつ,新しく加わった単元も少しずつ学習していくという方式です。このように,出題範囲が少しずつ広がり,既出単元を何回も繰り返す学習を通じて,小学算数の土台が確実に身につきます。
2.授業開始前や終了時の小テストに!
各回5問,全77回の構成。出題範囲は10 回ごとに変えています。授業開始時や終了時の小テストとしても最適です。また,夏期や冬期などの講習や,宿題用として児童の家庭学習に活用することもできます。
3.全問にわたり類題付き。間違えた問題の再テストが可能!
各回5問の問題には,右の欄にそれぞれに対しての類題が用意されています。もし児童が左の問題をミスしたときは,それと同じ番号の右の問題にもトライさせて下さい。その学習を確実に積み上げれば,算数の力がみるみる向上します。
1.本書の構成
本書は各回5問,全77回の構成となっています。出題範囲は10回ごとに変えています。問題は,既習単元の典型的な良問のみをアトランダムに配列し,難問は省いています。このため各回とも10〜15分の時間でこなすことができます。小5では,小4の復習, 小6では小5の復習からスタートしています。またページ左の問題をミスした場合,右に用意されたそれぞれの類題にチャレンジすることで,学力が確実にアップします。
2.通年用教材として利用する
本書は毎回少しずつ既習単元を復習させることにより,基本を定着させることを目的としています。そのため,毎回の授業の初めや終了時の10〜15分を使って1回ずつ進めていくことが効果的です。
(1)一斉授業用での使用
授業開始時にさせるのが効果的です。児童の集中力をつけることができ,その日の授業にスムーズに入っていける「頭」をつくります。また,児童の興味をそそる問題も多いため,教室内に活気が満ちます。
(2)一斉授業後の個別対応用での使用
学力差の大きいクラスや前学年の基礎が不確かな児童のいるクラスでは,授業後に行うのが効果的です。できた順に講師の席に持ってこさせ,個別にマル付けやアドバイスをしてあげると,弱点が埋め られ学力がついていきます。
(3)個別指導用での使用
授業の最初の10分間で使うようにすれば,児童の集中力アップに役立ちます。講師はその間の時間を宿題点検などに当てることができます。
3.補習用教材として利用する
途中入塾してくる児童の場合,算数の土台がどこまでできているのか疑問です。そのような児童に対し,このテキストを補習の時間などに使用すると効果的です。その児童がどこからつまづいたかやその弱点が浮き彫りになり,指導の対策が立てられます。また,一般の児童の進度に追いつくための補助教材としても利用できます。
4.春期講習用教材として
新小6生,新中1生に対して春期講習テキストとして使用することもできます。単元別にぺージ構成されたテキストでは本物の学力が身に付いているのかチェックすることが難しい場合があります。しかし,本書ならば巧みにシャッフルされた問題配列により,弱点がすぐさま浮き彫りになります。講習が8日間として1日10ページずつ進めていけば終わらせることができます。