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英語の名人T
中学1年生の後半から英語がわからなくなる原因の大半は、be動詞や一般動詞のつまずきです。そして、それらをつまずいたままにすると、中2になってますます英語がわからなくなってしまいます。
このような問題を解決するために、小社では、中1の基礎英文法が急速にマスターできるよう、本書を開発致しました。
1.中1の基礎英文法が急速にマスターできる
本書では、英語のつまずきのきっかけとなるbe動詞と一般動詞、三単現のsなどについて、たくさんのページを割いてトレーニングします。その理由は、be動詞と一般動詞が自由に使いこなせるようになれば、その後に学ぶ現在進行形、過去形、受動態などの文型も、その応用として容易にマスターできるからです。
このように本書では、英語の構造と基礎を徹底してマスターできるよう編集していますので、急速な英語力向上が可能になります。
2.やさしい英単語と基本的な例文を使用した体系的英文法テキスト
教科書とワークを中心にした英語指導では、文法を体系的に学べないという欠点があります。また、教科書では口語的表現が多く、使われている単語が特殊で難しかったりします。
本書では、やさしい単語と例文を使うことで、英語の骨組みが簡単に理解でき、英文法の体系がスッキリと頭に入るよう作られています。
3.別冊のパワードリルで英文法の完全定着をはかる
英語力向上の秘訣は、理解した文法事項を反復練習することで、確実に自分のものにすることです。本書は、「理解するためのテキスト」としての本体と、「練習し、マスターするためのテキスト」としてのパワードリルの2分冊形式になっており、上記の目的を達成します。
4.英文読解と英作文に絞った編集
最近の高校入試の出題傾向は、英文読解と英作文の2つに絞られます。それは、本物の英語力の有無は、英文和訳と共に英作文によってはかることができるからです。
本書は、完全英作文の前段階である不要2語を加えた整序作文方式をとっていますので、英語の語順にも強くなり、英作文の力をつけることもできます。
1.中1生のテキストとしてご使用になる場合
(1)使用時期
@1学期の中間・期末テスト前を除き、新学期からどんどん先へ進める方法が考えられます。夏休み中に第4ステージの終わりまで完了させれば、教科書を中心とした秋からの文法指導がとても楽になります。
A夏期講習テキストとして使用する方法も考えられます。この場合は、単元15(三単現のsの前)までを完了させると良いでしょう。
B秋からの使用について
教科書の学習の前に本書を使い、新出文法事項を指導すると、文法体系がよく頭に入りますので、効果的です。
(2)指導方法
@一斉指導
「まとめ」を説明する→「練習」→「チャレンジ」の順に指導し、「パワードリル」を確認用として利用すると効果的です。
A 個別指導
1) 復習単元の場合
・まず「チャレンジ」をさせ、できるようなら次の単元に進ませます。
・できない場合には、「まとめ」を読ませ、「練習」をさせます。それが理解できたら、再度「チャレンジ」をさせて仕上げます。「パワードリル」は補充用として、必要に応じてご利用下さい。
2) 新出単元の場合
・まず、「まとめ」を自学自習させ、次に「練習」をさせます。よく理解できたところで、「チャレンジ」をさせて仕上げます。
「パワードリル」は補充用、宿題用としてご利用下さい。
2.中2生以上の復習用テキストとしてご使用になる場合
中2からの途中入塾生には、英語の基礎力が不足した生徒もよく見られます。このような生徒の英語力を上げる場合、中2の英語学習も並行して行わなければならないため、中1内容をいかに効率的にマスターさせるかが重要なポイントになります。本書はこのような点を配慮して編集されており、次のような方法で利用すると効果的です。
(1)「弱点発見チェックリスト」により、学力診断をする
まず、巻末の弱点発見チェックリストをさせ、できなかった問題については右側の番号をマークさせます。この番号の単元が生徒の弱点部分となります。この番号のうち、一番若い番号の単元から学習をスタートさせると効率的な指導ができます。
(2)各生徒に合った単元から学習をスタート
学習法については、前述した中1の個別指導の「新出単元の場合」と同様です。「パワードリル」は宿題や完着確認用としてご利用下さい。
(3)「名人検定」や「総合強化トレーニング」で仕上げる
本物の英語力を身につけさせるには、各単元ごとの練習だけでは不充分です。上記の単元では、広い範囲の中から出題しているため、総合力や応用力を身につけることができます。
大阪 Iセミナー様
都麦さんから、「ぜひ新中2生で英語が苦手な子に使ってみて下さい」と言われ、印刷前の版をいただきました。早速、この春に入塾した英語の弱い新中2生にさせてみました。
やはり、複数形・be動詞と一般動詞などがネックになっていたようです。しかし、学習が進むにつれて、「何だ、英語ってこういうことだったのか」とわかってきたようです。最後は、「先生、これおもしろいわ!」と言いながら自主的にどんどん進めていました。
中1の基本英文法が無駄なくコンパクトにまとまり、基礎ができていない生徒にあったテキストが今までなかったため、「これはいい!」と確信しました。これがあれば、途中入塾者の英語対策に頭を悩ませずに済むので大助かりです。
特に効果を感じたのが、不要2語の整序作文の問題。この方式は、普通の整序作文と違い、生徒は英語の語順のみならず、文型や三単現のsなども考えねばなりません。そのために、飛躍的に英語力がつきます。このような目に見えないところに工夫を払っている点が「さすが都麦さん」と改めて感心しました。