お役立ち情報
2018年04月25日
① 遠足でおやつの持参や交換を禁止する小学校が目立ち始めた。食物アレルギーのある児童が友達と交換したお菓子を食べてショック症状を起こせば命に関わるためだ。学校側が用意するケースもあるが、おやつ交換は遠足の楽しみの一つでもあり、児童や保護者に困惑も広がる。死亡事故などを受け、学校のアレルギー対策が進む中で遠足の「定番」が思わぬ余波を受けた。
② 大学入学共通テストに関して、先月、大学入試センターから2つの重要な発表があった。1つは新共通テストの枠組みで使用される英語の資格・検定試験(以下、英語民間試験)の公表であり、もう1つは国語と数学の記述式問題の試行調査の結果報告である。どちらも、新共通テストの20年度からの全面実施に大きな危惧を抱かせるものであった。
③ 栃木県など北関東3県で学習塾を運営する開倫塾(栃木県足利市)は、10月に足利市内に日本語学校を開校する。2020年までに外国人留学生の受け入れを30万人に倍増する政府の計画をにらんで事業分野を拡大、少子化に対応する。塾生の国際理解を深めたり、午前中など教室の空き時間を有効活用したりする狙いもある。
④ 全国の小中学校で17日、小6と中3を対象にした全国学力・学習状況調査(全国学力テスト、学テ)があった。3年ぶりに実施された理科では実験や観察の場面を多く設け、次期学習指導要領で重視する「問題解決の姿勢」が育っているかをみた。他の子供の意見を踏まえて実験の結果を予想させるなど、新しい傾向の問題も出た。結果は7月下旬に公表する。
⑤ ベネッセホールディングスは20日、通信教育事業の「進研ゼミ 小学講座」でプログラミング教育教材の提供を始めると発表した。電気の働きについて学んだり教材上でロボットを動かしたりしながら、手順を試行錯誤しつつ論理的に考えるプログラミング的思考を学んでもらう。2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化されることに対応した教材を提供し、会員獲得につなげる。