つむぎのお役立ち情報

お役立ち情報

2017年01月25日

① 英会話のイーオンは16日、ラグビー日本代表選手の語学研修を手掛けるサポーター契約を日本ラグビーフットボール協会と結んだと発表した。選手向けの教材や個別指導などでラグビー選手の英語力の底上げを図る。イーオンがスポーツ団体の語学研修を支援するのは初めて。今回の提携を皮切りにスポーツ分野を開拓する考えだ。

② 東京都の小池百合子知事は16日、都内外の私立高校に通う都内在住の生徒の授業料について、世帯年収760万円未満の家庭を対象に実質的に無償化する方針を明らかにした。国の制度に加え、都独自の特別奨学金を拡充し、都内の私立高校の平均授業料に相当する年44万2千円を支給する。

③ 東京私立中学高等学校協会の近藤彰郎会長は「選択肢が広がる」と都の私立高無償化歓迎した。その上で「神奈川県や千葉県の生徒は対象外なので、差が出てしまう」と問題点も挙げた。一方、都立高からは反発の声が聞かれた。「施設面で充実し、教育の自由度の高い私立とフェアな競争ができるのか。大きな脅威になる」。ある難関校の校長は身構える。

④ カシオ計算機は利用者が発声した英会話の間違いを音声で修正してくれる英会話学習端末を3月をめどに発売する。英会話学習はウェブ経由の対人型やコンテンツを聞くだけのサービスが普及しているが、発音の正否をソフトウエアで判断する珍しい技術を開発した。利用者がコストを抑え、恥ずかしがらずに発声練習ができる新しい学習法として提案する。

⑤ 政府は2016年末に返済不要の公的な給付型奨学金制度の創設を閣議決定した。対象は住民税非課税世帯の1学年2万人で、進学先や下宿の有無に応じて月額2万~4万円を給付する。一部は17年度に先行実施するが、本格実施は18年度以降で約217億円の予算規模となる見込みだ。

⑥ 東京都内の公立中学校では毎年、高校入試に臨む3年生の志望調査を行っている。今年の特徴は全日制の志望率低下だ。国公私立の全日制高校へ進学を志望する生徒の卒業予定者に占める割合が、92・4%と過去10年間で最低水準にとどまった。調べてみると、この3年間で「都立以外の通信制高校」を志望する者が急増している。不登校生の進学先として存在感を増しつつある。