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『小学英語コース運営法勉強会』」を開催しました!

2009年11月19日

11月8日(日)、京都市下京区にあるキャンパスプラザ京都にて、
「ステップ式英語 中1を用いた『小学英語コース運営法勉強会』」を
開催いたしました。

 今回の勉強会の講演は小笠原隆政氏にお願いいたしました。
同氏は、高知県高知市にて、「聴く→話す→読む→書く」の言語理論の順で
英語をマスターさせる、米国ミシガン大学メソッドをベースにした英語教育も行う
学習塾「塾ミシガン高知 桟橋教室」の塾長でもいらっしゃいます。

 勉強会は2部構成で行われました。
第1部では、小笠原氏によるミシガンメソッドの具体的な説明のあとで、
ご参加いただいた先生方と一緒に、アルファベットのコーラスリーディングが行われました。
具体的には、「l」と「r」の発音の区別の仕方など、どのように発音すれば、
子どもに正確に伝わるかという実体験に基づいた指導方法は、先生方にも非常に好評でした。
その後は、数字や簡単な会話表現の発音と指導方法のお話があり、
最後はいかにして子どもの興味をひきつけながら
練習させるかという技術的な分野から、指導に当たっての効果的な
ノートの利用法のレクチャーにまで及び、先生方にも非常にご満足いただけました。


 第2部では、小学英語コースを運営するに当たっての注意点について、
経営的な観点からお話をいただきました。
具体的には、効果的なチラシの撒き方や、口コミの利用方法、
そして、保護者の方々とのコミュニケーションの取り方などです。
特に、保護者の方々には、英会話教室とは根本的に違うということを
はっきり伝え、中学英語への足がかりとしての勉強が目的であり、
英会話を目的とするものではないときちんと伝えることが必要だと
お話されました。


 また、運営上の注意として、宿題の出し方や資格試験についても言及されました。
小笠原氏の主張は、資格取得の為に勉強するのではなく、
中学英語でつまずかないようにするための勉強であるということを、
教師・保護者・子どものそれぞれがきちんと理解したうえで
授業を進める必要があるということでした。


特に、指導上の注意として、

・あせらない
・教えすぎない
・急がない


この3つを重点的に考え、まずは英語の落ちこぼれを出さないこと、
そして保護者と連絡を密に取り、満足させることこそが成功の秘訣であると
小笠原氏は言います。


 中学英語の橋渡しとなるための基礎的な英語力を養うには、
アルファベット26文字を完璧に定着するまでしっかりやることのほうが
文法を学ばせるよりもよっぽど必要なことであるという同氏の意見に
先生方も真剣に耳を傾けておられました。


最後は、現在同氏が使用しておられる、年間カリキュラムを使い
効果的な授業の組み立て方についてお話されました。


質疑応答の時間も非常に多くの先生からご質問を頂き、
非常に盛況のまま、今回の勉強会は終了いたしました。


今回講演いただいた小笠原先生のブログはこちら
https://d.hatena.ne.jp/Fagotto/
小学英語に関する記述がありますので、是非ご覧下さい。

<ご参加いただいた先生からのお言葉(一部抜粋)>


・小学英語で何をするべきか、そして何をしてはいけないのかが
 はっきりとわかって良かったです。


・小学生の指導経験が無かったので、今回の勉強会は
 非常に参考になりました。


・小学生にとってのわかりやすい英語学習への取り組む姿勢が見えました。


・経営面からのお話が非常に参考になりました。


・アルファベットの発音の区別の仕方など、早速実践できる内容で
 非常に参考になりました。