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お役立ち情報【2008/03/31】

2008年03月31日

(1)現在、私立大学の経営環境は厳しく、学生獲得競争は激しさを増して
いる。大学関係者は、さらなる進学率上昇を当然視する声が圧倒的だ。
しかしその反面、大学関係者以外はそういった傾向をあまり重要視して
いないことも明らかになっている。 
 
(2)経済面での学生対抗戦は、身近な経済を学べる格好の教材となって
いる。大学では経済学部のゼミで取り入れるケースが多く、中学校や
高校では基礎的な為替メカニズムの理解や、為替を通じて社会の動きに
敏感になってもらうことを狙い、授業で取り入れるケースが目立った。
  
(3)子どもたちの間で携帯電話やパソコンのインターネットを使った、ネット
いじめが広がっている。全国webカウンセリング協議会は、対応できる
教員らを養成しようとアドバイザー資格を認定する講座をスタートさせる。
 
(4)数値化した教育目標を定め、教員の指導力向上に役立てる『学校版
マニフェスト』を導入する動きが盛んだ。導入によって、効果的な授業の
工夫を促し、到達度も検証できる。その一方「数字に振り回されないよう
慎重な運用が大切」という声もある。
 
(5)文部科学省は、高校三年生が使う教科書の検定結果を公表した。
七教科で計四十八点の申請があり、生物II一点を除く四十七点が合格。
ゆとり教育総仕上げとされた現行指導要領に基づく教科書検定は事実
上、今回が最後となる。
 
(6)学習意欲の低下が指摘されるなか、話題を呼んだトピックで関心を
引こうとする工夫が盛んである。英語では『千の風になって』の英詩や、
旭山動物園の『行動展示』が登場。また、マラソンの高橋尚子選手が
陸上競技人生を振り返るエッセーなども取り上げられている。
 
(7)九州・沖縄の大学のブランドイメージについて調査したところ、一位は
九州大学、私大としての一位は福岡大学だった。九州大学は、知名度や
基礎学力の高さなどで好印象を持つ人が多く、福岡大学は、親しみが
持てるとの声が多かった。ただ六割の大学については「ブランド戦略に
問題を抱えている」と指摘されている。
 
(8)同志社大学は二〇一一年に外国語、一三年に地域研究に関する
新学部を設置する。全学的な外国語教育の体制を整えると共に、国際
的な人材を育成する。学長は「同志社の理念である国際主義をさらに
展開させたい」と話している。
 
(9)語学学校などを運営するベルリッツ・ジャパンは、大阪・梅田の基幹
施設を拡張し開業する。学習ブースを増やし、プロジェクターなどの機器
も新設する。施設の利便性を高めて、社会人を中心とした受講生の獲得
につなげる。
  
(10)横浜国立大教育人間科学部付属横浜中と県立光陵高が、中高一貫
教育を実施することになった。思考力やプレゼンテーション能力が養成
できるような教育を提供するのが狙い。国立大の付属中と公立高との
連携は、和歌山県に次いで二番目となる。