お役立ち情報【2008/03/11】
2008年03月11日
(1)次期学習指導要領で小中学校の授業時間数が約一割増える。日本の
小学校六年間の授業時間数は三千八百七十二時間となり、イタリアや
インドのほぼ三分の二だ。文部科学省は増やした時間を反復学習などに
充て、国際学力テスト『PISA』の順位引き上げを狙う。
(2)落語をアニメで語り聞かせるミニ番組『えほん寄席』が、視聴者から大き
な反応を得ている。落語は子ども向けに短くアレンジしているが、その魅力
にはまってしまう大人たちも多く、親子でコミュニケーションをとるきっかけ
にもなっている。
(3)過度のストレスでうつ状態になり、休職する教師が目立ち始めた。『教師
駆け込み寺・大阪』では経験豊富なベテランの教師OBが、現役の教師を
支える取り組みを続けている。電話相談に応じるほか、学級通信の作り方
や家庭訪問など教師のイロハも教える。
(4)小学校六年間で学習する漢字千六字のうち、習った次の学年で書ける
かどうかの“漢字力”を調べたところ、普段の生活でなじみの薄い漢字が、
苦手な傾向にあることが分かった。「指導の際に漢字の由来などで興味を
引く工夫も必要」という意見もある。
(5)父親の育児への参加を促すための『子育てパパ力検定』に人気が集
まっている。女性や夫婦の挑戦も目立ち、検定料を肩代わりして職場ぐる
みで後押しする企業も現れた。主催する民間団体は「点数は気にせず、
育児を楽しむきっかけにして」と話している。
(6)愛知県私学協会によると、昨年度の県内私立中学校の志願者数が
10%増加した。今年度は児童数の減少もあり微減となりそうだが、10年
前と比べると約3割増と私立志向は強まっている。