お役立ち情報【2008/02/12】
2008年02月12日
(1)運動や音楽も子どもに家庭教師をつけて習わせる、共働きの家庭が増えている。
料金は割高だが、丁寧な指導が好評だ。小学生向けの体育指導のほか、簡単な
楽器演奏や工作をベビーシッターが教えるサービスの利用も広がっている。
(2)東京都葛飾区は、小・中学校に、正規教員と連携して子供を指導する「学習
サポーター」を導入。授業内容が理解できず、つまずきそうになっている子を個別に
教えるシステムとなっている。
(3)少子化のため、塾生存をかけて教育事業各社の合併・買収が活発になっている。
学習塾同士はもちろん、変わった一例としては、スイミングスクールを運営するアイ
エスエスが、大手予備校を展開するナガセに買収されたことが挙げられる。狙いは、
水泳を卒業し進学を目指す生徒に塾を紹介することだ。幼児や低学年からの囲い
込み作戦である。
(4)畳などに使われるイグサには子どもの集中力を持続させる効果があることが、
北九州市立大の研究で判明。香りや色、感触が適度に緊張をほぐして集中力を
長続きさせるようだ。低学年ほど持続効果が望め、学校や塾、子ども部屋に畳を
導入することが勧められる。
(5)水戸市立小学校で、女性教諭が児童全員を前に、一人の児童を名指しし「給食
費などに未払いがある」と発言していたことが分かった。市教育委員会は「本人の
心を傷つける配慮に欠けた発言」として再発防止を指示した。
(6)首都圏の国・私立中学を受験した小学六年生は過去十年間で最多の約五万二千
五百人に上る。全児童数の割合としては、六人に一人が受験をしていたことになる。
また、受験者一人当たりの併願校数も増加傾向にあり、国・私立中への進学熱は
上昇し続けている。
(7)八王子市は、情報通信技術をフル活用する計画に着手。小学生全員がパソコンを
一台ずつ使える環境を整え、情報活用能力を引き上げることが狙い。ネット申請できる
行政サービスを三倍に増やし、地図情報システムを駆使し防災対策を充実させ、「絆と
活力が実感できる街」の実現をめざす。
(8)ソフトウエア開発のイーコミュニケーションズは、企業の経営者などを講師役に迎え、
大学受験を目指す学生に対し学業や生活面の心得などについて講演する塾を開く。
大学受験のノウハウに加え、社会に出るための感覚も養うことが狙い。
(9)経営破綻したNOVAの英会話教室事業を引き継いだジー・コミュニケーションは
フランチャイズチェーン展開を始めると発表。四月にFC教室の第一号を開校する。
(10)名古屋の進学塾が、私立小学校に入学した児童の補習を行う事業に相次ぎ参入
する。今春開校予定の小学校が英語の授業を実施することなどで、塾での補習に
需要が大きいとみているためだ。公立志向が強かった名古屋だが、私立小の人気が
高まることで補習ビジネスも広がる可能性がある。
(11)子供の個性や自主性を尊重することよりも、学力を底上げしようという意識が、
小中学校の教員の間で高まっている。国がゆとり教育から「確かな学力」向上へ
政策転換を進める中で、現場教員の教育観が大きく変化したようだ。