お役立ち情報【2007/11/06】
2007年11月06日
(1)京都市の市立中学校に転校してきた男子生徒が、同級生の女子生徒ら3人
から携帯電話のブログに「キモイ」などと中傷の書き込みをされ、うつ病になり
学校を休んでいることが分かった。
家族が10月22日に学校に連絡して発覚し、3人は生徒の自宅を訪れ謝罪した。
(2)中央教育審議会は次期学習指導要領で、国語や理科など主要科目の授業
時間数を小中学校ともに約1割増やし、小学5年生に英語の授業を行う方針を
固めた。一方で、「ゆとり教育」の象徴だった総合的な学習の時間は、小中とも
に週1時間減らす。
授業時間数も約40年ぶりに増やし、特に現行から3割増える中学理科をはじめ、
理数系に優先的に時間配分される。
(3)中央教育審議会が次期学習指導要領の「脱ゆとり教育」路線に対し、評価は
二分している。
学力低下に悩む公立学校の現場からは「危機感がようやく国に伝わった」「総合
的な学習は他の教科の時間を割いてまで必要はない」など、授業時間の増加と
総合的な学習の縮小を歓迎する。
一方、学校現場では教員の負担増などへの懸念が広がっている。「授業時間や
内容を増やせば高校受験の負担も増す。かつての詰め込みに戻ってしまう」
「英語導入は、他教科へのしわ寄せや担任への負担が増える」など、不安を隠せ
ない教員も多い。
(4)個別指導学習塾を運営する英智学館は、「山形受験ゼミナール」を運営している
ワイ・イー・エスを1日付で買収した。英智学館は小中学生の指導が主力だが、
ワイ社買収により、小学生から高校生までの一貫教育を提供するのが狙い。
(5)学習塾大手の日能研は1日、予備校大手の河合塾と共同出資会社を設立し、
中部地区に中学受験教室を開くと発表した。中部地区で私立中学への人気が
高まっていることから、日能研としては初めて進出する。