お役立ち情報【2007/10/02】
2007年10月02日
(1)野口健氏は環境先進自治体を目指している小諸市で、小学校の
教育プログラムに環境教育を組み込むことを進めてきた。
昨年は、小諸市内にある6校中4校の小学5年生と間伐体験から
森作りを学ぶ「小諸市森林再生プロジェクト・野口健森林教室」を
スタートさせた。その様子が地元メディアに大きく取り上げられると、
今年からは参加しなかった2校も参加することになり、9月下旬、
野口氏は小諸市のすべての小学5年生と森の中で活動を行った。
(2)東京大学は来年度から、大学院博士課程に在籍する学生(約6千人)
の授業料負担を実質ゼロにする方針を固めた。国立大では初の
試みで、財源に約10億円を充てる。
(3)耳の聞こえない子どもに手話で授業をする全国初の私立ろう学校
が来春、東京都品川区で開校する。日本のろう教育は補聴器を
使い、口の動きを読み取って発声させる「聴覚口話法」が主流だが、
「母語」である手話による教育を望む保護者らの熱意が実り、新たな
選択肢が生まれた。
(4)外国語会話教室の受講生の減少が止まらない。経済産業省の
特定サービス業動態調査によると、4−6月の受講者数は前年
同期比10.8%減の214万人。なかでも新規の受講者数は同22.6%
減の5万人と大きく落ち込んだ。
市場が縮小するなか05年度比で10倍近い驚異的な伸びを示したのが、
ニンテンドーDS向けの語学用ソフト。外国語教室最大手が行政処分
を受けるなか、これからは語学も「駅前」から「ゲーム」となりそうだ。
(5)学習塾を運営する仙台進学プラザは28日、同日付で共生産業の
学習塾部門を買収したと発表した。共生は千葉県、茨城県で「明生」
ブランドで学習塾を20校経営している。
(6)大手学習塾「栄光ゼミナール」はゲーム機向け学習ソフト事業に
参入する。ニンテンドーDS向けに英単語学習ソフト「高校受験
英単語ゲットスルー1900 エイタン・ザムライDS」を10月11日に
発売する。
ニンテンドーDSのヒットでパソコンやゲーム機向け語学ソフト市場は
2005年度の6億2千万円から06年度は59億5千万円に急拡大した。
(7)公文教育研究会はインドでフランチャイズチェーン(FC)展開を始めた。
対象は未就学児から小・中学生まで幅広い年代の子供向けに算数・
数学などを教える。FCも加えて、教育投資の拡大が見込まれるインド
での事業基盤を確立する。
(8)名古屋市の女性が教室を突然閉鎖されたとして、英会話学校最大手
「NOVA」に受講料の返還を求めた訴訟の控訴審判決が27日、名古屋
高裁であった。坂本判長は一審判決を変更、「NOVAは女性が通って
いた学校でレッスンを提供する債務を負っていた」として、既払い分を
除いた受講料全額約28万円の支払いを命じた。
(9)英会話学校最大手「NOVA」の元受講生14人が26日、中途解約時に
未受講のレッスン料返還を求めても「有効期限切れ」を理由に清算金が
支払われなかったなどとして、総額約660万円の返還を求める訴訟を
京都地裁に起こした。