映画「アバター」の新作⑤
2023年01月31日
この体験から私は,「認知症で迷子になってしまった人の頭や心の中はこんな感じなんだろう」と思いました。それはそれはとても不安で恐ろしいものです。健常者の側からは認知症の方の心情は理解しづらいものでしょうが,「その心情を理解して寄り添う」ことの大切さを感じました。私の母は94才で亡くなりましたが,頭脳の方は最期までクリアーでした。私もそのような頭を維持すべく,日々の生活に留意していこうと思います。
2023年01月31日
この体験から私は,「認知症で迷子になってしまった人の頭や心の中はこんな感じなんだろう」と思いました。それはそれはとても不安で恐ろしいものです。健常者の側からは認知症の方の心情は理解しづらいものでしょうが,「その心情を理解して寄り添う」ことの大切さを感じました。私の母は94才で亡くなりましたが,頭脳の方は最期までクリアーでした。私もそのような頭を維持すべく,日々の生活に留意していこうと思います。
2023年01月30日
映画館の中の通路はまるで迷路のようで,暗い洞窟の中を歩く感じです。私はその通路を慎重に「右に行って、突き当たったら左。そして必ず後ろを振り返る」などと昔の街歩きのテクニックを思い出しながら,トイレまで辿り着きました。さて用を済ませ,自分の席へ戻るときのことです。慎重に帰り道を辿ったつもりでしたが,なぜか違った場所に出てしまい,私は軽いパニックに陥りました。そこで心を落ち着かせ,もう一度トイレまで戻り,再び来た道を辿って,ようやく自分の席に戻ることができました。
2023年01月27日
もう一つの収穫は,認知症の疑似体験ができたということです。
話は飛びますが,私は数十年前の大学生時代にヨーロッパ放浪旅行を実行しました。その際,街歩きのときは,数十メートル歩いては今来た後ろを振り返り,その景色を頭に焼き付けて,また前に進むという方法をとっていました。このようにすると,帰り道が頭に入り,道に迷いにくくなるからです。それでも時には道に迷い,泊まっているユースホステルに戻れなくなるなど,冷や汗をかいた覚えがあります。
では話を戻して,映画の途中でトイレに行くときのことです。
2023年01月26日
また,映画の内容とは別の話ですが,次のような体験も将来のことを考える上で役に立ちました。
一つは映画を観る際の座席の取り方です。映画館において理想的な座席の取り方は,両端の方ではなくできるだけ中央付近でしょう。しかし,中央の席にすると,映画の途中でトイレに行きたくなったときに,自分の席から通路までに座っている人にいちいち「すみません。すみません」と声をかけながら移動せねばなりません。ましてや今回の「アバター」の映画は上映時間が何と3時間もあったため,映画の途中でのトイレへの移動は避けられません。そこで今回はしかたなく端っこの座席を指定しました。将来はこのようなことに関連し,「外出の際は必ずトイレの場所を確認しながら移動する」ことになるでしょう。
2023年01月25日
先日,私は正月休みを利用して,映画「アバター」の新作を観てきました。結論から言って,映像と共にドルビーシステムを利用した音響も「素晴らしい」の一語でした。前回の「アバター」の公開から10年。その間にコツコツと制作が進められていたことでしょう。「いったいどうしたら,あのような凄い映像を創ることができるのか! 人間の力って素晴らしい」と感じました。一方,もう一つの頭の中では「人間の英知は人類にとって役に立ったり,人々を幸せにするために使われるべきであり,それとは反対の方向で使われてしまうのは,とても悲しいことである」とも感じました。
2023年01月24日
詳細は書道家の武田双雲氏が書いた『丁寧道』〈祥伝社〉に譲りますが,私はこの本を読んで自分の余裕のなさを感じるとともに,日々の生活の中にあるちょっとした楽しみを見つける方法を学ぶことができました。
今私は,この原稿を三菱のUNIのBという鉛筆で書いています。今までの私にとっては,鉛筆はただの筆記用具にしか思えませんでした。しかし今では,この鉛筆のなめらかな滑り具合を楽しめるようになり,「書く楽しみ」がより増してきたように感じます。
2023年01月23日
例えば,ドライヤーで髪を乾かすときのことをイメージしてみましょう。
・まず,ドライヤーのスイッチを入れ,そのときの感触を楽しむ。
・次に噴き出す風の風量を感じる。
・湿っていた髪の毛が乾いていく,その一刻一刻の変化を味わう。
いかがでしょうか。同じ動作をするにしても,このように一つ一つの動作の感覚を感じたり,その変化を味わうようにするだけで,何か気分や生活が変わってくるように思えませんか。
2023年01月20日
では,このような傾向から脱却し,日々もっとゆったりと優雅な気分で生活できるようにするには,どうしたらいいのでしょうか。毎日そのような雰囲気で過ごすことができれば,自分の気持ちも楽だし,より生活が豊かになることでしょう。
最近私はある本を読んで,そのヒントをつかんだ気分になりました。それが丁寧道です。その方法は簡単です。日常の動作に「丁寧」という観点を導入し,その動作を楽しむようにすればいいのです。このような発想は,かの千利休が大成した「茶道」などにも相通じるものがあるようです。
2023年01月19日
また,周りの人の中で「いつも何かセカセカ・イライラしている」「何事にも乱雑である」という傾向がある人を見ると,「いけない,いけない。自分にもそういうところがあるから自重せねば…。」と思ったりします。以上のような傾向がある人の心理状況は,どのようなものでしょうか。
前述の例で言えば「髪の毛が乾いているという未来が早く欲しい」と思っているのに,「現実にはまだ乾いていない」というギャップに,苛立っているという感じでしょうか。また後者の例にしても「現実」よりも「先のこと」ばかりに意識が向いてしまい,そのギャップに対してイライラするということなのでしょう。
2023年01月18日
皆さんは風呂上がりにドライヤーで髪を乾かすとき,その動作をどんな気持ちでやっておられますか。私は合理主義者で,しかもせっかちなところが多々あるので「早く乾けばいいのに!」とか,「どうしたら早く乾かすことができるだろうか。タオルで髪を擦りながら,ドライヤーの風を当てるようにしたらどうだろうか」などという考えで頭がいっぱいになります。また,日々の食事についても,忙しいときにはガツガツと食べてしまい,ゆっくり味わって食べるゆとりが持てないこともあります。
2023年01月17日
このようなことは,親と子の間にも起こりがちです。夫が妻に対して「メシできたのか?」「今日何してた?」という感じで聞けば,妻はムッとします。それと同じように子どもに対して「宿題やったの?」「学校どうだった?」という感じで接すれば,子どもは「ウルセーナ!」と答えることでしょう。このようなギャップやいざこざを避け,男女間などの関係を良くするにはどうしたらいいのでしょうか。一例としては,夫が妻へ返す言葉のトリセツ,つまり以下のような「妻語」を学ぶという手があります。
・例えば,相手の話がポジティブなら,「いいね」「よかったね」で受ける。
・もし相手の話がネガティブで,にわかに共感できないときは「そうか」「そうなんだ」「そういうこともあるんだね」などと,「ソ」で返す。
以上のような話は,黒川伊保子さんが書かれた『夫婦のトリセツ』〈講談社+α新書〉に詳述されています。男女関係などに悩まれたり,人間関係にご興味のある方は,一読されてはいかがでしょうか。
2023年01月16日
「このおかずでいつものようにご飯2杯で食べればいいんだよね? 後から次の料理が出てくることはないよね?」つまり夫の「おかず,これだけ?」というフレーズは,単なるスペック確認だけの意味を持ちます。一方,妻にしてみれば「一日家にいて,たったこれだけの料理しか作れないのかよ」という意味のフレーズとして捉えがちです。このような夫や妻,男性と女性のすれ違いの根本原因は,両者の脳の違いにあるようです。
2023年01月13日
前者のケースで言えば,妻は「悲しい気持ちを夫に共感して欲しい」という意味で話を切り出しているのに対し,夫は問題解決の方向で答えています。そこにギャップが生まれるのです。
だから,こんなとき夫は「そうなんだ,それは悲しかったね」などと,まず共感の言葉を発するべきなのです。
また後者のケースでは,女性脳にはわかりにくい感覚かもしれませんが,このようなとき夫は問題解決型の脳の働きを使い,心の中で次のように考えているものです。
2023年01月12日
ところが,その言葉を聞いた女性としてはどうでしょうか。「この人ダメ。私の味方じゃないわ。見限るべきね」と感じる人も多いことでしょう。
では次に,こんなケースはどうでしょうか。
これは,新婚家庭でのワンシーンです。夫が仕事から帰って来たので,妻がご飯とおかずを用意しました。それらが並べられたテーブルを見て夫は「おかず,これだけ?」と言いました。
女性はこのような言葉を吐く男性の心境を理解できるでしょうか。またその言葉を聞いた妻の気持ちはいかがなものでしょうか。
男性と女性のすれ違いは,多くの男性の脳が「問題解決型」なのに対し,多くの女性の脳が「共感型」であることに原因するようです。
2023年01月11日
世間では,夫と妻の関係について悩んでいる人も少なからずおられることでしょう。その悩みの原因は,男性と女性の脳の違いにあるようです。例えば,こんな会話について,皆さんはどう捉えるでしょうか。
妻:「お義母さんに,こんなことを言われちゃった。悲しい」
夫:「おふくろにも悪気はないんだよ。気にしなくていい。君もこうすればよかったんだよ」
このような対応をした男性は心の中で「結構やるじゃんオレ。公平で親切な対応だぜ…。しっかり解決策も提案しているし…」などと,満足感を覚えていることでしょう。
2023年01月10日
この時私は,有名な寓話である『北風と太陽』を思い出し,「今までの自分は『太陽』ではなく,『北風』であった」と思い知りました。この寓話では北風は旅人のマントを脱がせようと,風の強さを増強します。旅人はそれに対してマントを飛ばされまいと,ますます身を縮めます。これでは,いくら北風がその風の強さを増したところで決して旅人のマントを吹き飛ばすことはできません。
他方,太陽は,ポカポカとした日差しを送り続けることで,旅人のマントをいとも簡単に脱がしてしまいます。今現在の私がどれだけ北風から太陽に移行できているかは疑問ですが,少なくとも絶えずこのようなことを意識し続け,少しでも太陽に近づけたいと思います。
2023年01月06日
このような,倫理の教えをまとめたテキストである『万人幸福の栞』には,次のような内容を示す一文があります。「鏡に映った自分の顔の黒いシミを消すのに,鏡に映ったそのシミの部分をいくら消そうとしても消すことはできない。それを消すためには自分の顔についているその部分を消さなければ,いつまでたっても消すことはできない」と。私は初めてこの文章に触れた時,「これは正に自分自身のことを言われている」とショックを受けました。つまり,この文章の意味するところは「鏡に映った自分とは相手のことであり,相手をいくら変えよう,変えようとしても決して問題の解決にはならない」ということです。