守破離(1)
2010年05月31日
私の好きな言葉の1つに守破離があります。この言葉は江戸時代に
川上不白という茶道家が著した「不白筆記」で初めて紹介されました。
「守」とは師匠の教えを、まずはそのまま受け入れることです。こ
れにより物事の基本の作法や技法を学びとることができます。
「破」とは、身につけた作法や技をさらに洗練させ、自分の個性を
創造する段階をいいます。
最後の「離」は、「守破」を前進させて、自分なりの新しい独自の
道を確率させる段階をいいます。
2010年05月31日
私の好きな言葉の1つに守破離があります。この言葉は江戸時代に
川上不白という茶道家が著した「不白筆記」で初めて紹介されました。
「守」とは師匠の教えを、まずはそのまま受け入れることです。こ
れにより物事の基本の作法や技法を学びとることができます。
「破」とは、身につけた作法や技をさらに洗練させ、自分の個性を
創造する段階をいいます。
最後の「離」は、「守破」を前進させて、自分なりの新しい独自の
道を確率させる段階をいいます。
2010年05月28日
勉強会のあとは、おいしい料理と源泉かけ流しの露天風呂がある旅
館に移動し、懇親会を行いました。一泊二食付でリーズナブルな料
金でしたが、食事もお風呂もとても満足するものでした。刺身をは
じめとする魚類はすべて近海で取れたもので山陰の海の幸を満喫し
ました。
今回も人数限定の会合のため、参加者全員がすぐに打ちとけ、懇親
会は3時間近くにも及びました。その後、さらに一部屋に集合し、
深夜まで情報交換が続きました。私もたくさんの情報をいただき、
とても勉強になりました。
次回のサロンは、6月20日(日)に東京にて開催致します。
2010年05月27日
5/16、17と鳥取で都麦元気塾サロンが開催されました。午後2時〜
5時は開塾から3年目を迎えたビー・ゼミナール様の教室をお借り
し、勉強会を行いました。特に今回は、開塾3年目で塾生200名を突
破したビー・ゼミナールさんの秘密をお聞きしました。
お聞きしていて、確信をもったことは、私がいつも講演で強調して
いる「塾経営成功3大原則」をすべてにわたってしっかり実践して
いることでした。勉強でも経営でも人生でも「成功するためには、
ぜひ守らねばならない原理・原則」があります。それを守れば比較
的成功はたやすいのですが、はずしてしまうと努力の割に成果は上
がらないものです。
ビー・ゼミナールさんは、それをわきまえ、すべきことをきちんと
実行されているなと感じました。
2010年05月26日
NHKテレビで「こころの遺伝子」というとてもいい番組がありま
す。先週はヨットでどの港にも寄らず、世界一周をした白石康次郎
さんという方が登場していました。
何ヵ月も一人でヨットをあやつり、悪天候の中で、死と向かい合っ
て生き抜くのは大変なことだと思います。しかし、彼やその師匠で
ある多田雄幸さんは、そのような状況を「自然と戦っている」では
なく「自然に遊ばせてもらっている」ととらえているそうです。
私自身は昔よくキャンプをしました。台風のときなどは、テントが
飛ばされそうになったり、水びたしになったりしました。そのよう
なときは、天を恨んだり、悲嘆にくれたりしたもので、とても「自
然に遊ばせてもらっている」などという気持ちにはなれませんでした。
ヨットの達人ともなると、困難をも楽しみに変えてしまうようで、
そのすごさを感じました。
2010年05月25日
私自身は以前、前者のようなタイプでした。極端に言えば「自分は
すべて正しい。だから至らないのは相手で、相手が行動を変えるべ
きだ」と思っていました。
しかしあるとき「過去と自分は変えられない。未来と自分は変えら
れる」という言葉に出会って180度考えが変わりました。
このような場合は、奥さんに衣類を渡す前に、自分でポケットを点
検する習慣をつければ良いのです。もし奥さんにも協力をお願いす
るとしたら、次のように言ってみてはどうでしょうか。
「次回からこのようなことが起きないよう、僕が必ず点検して渡す
ようにします。でも、万一それを忘れてしまうことがあるかもしれ
ないので、できたらあなたもクリーニング屋さんに出す前に、もう
一度チェックしてくれたらうれしいな」と…。
人間関係をスムーズに運ぶには、このようなちょっとした心遣いが
が大切なように思います。
2010年05月24日
あるタイプの人は、奥さんを次のように責めます。
「僕の衣類をクリーニング店に出すときは、必ずポケットの中に何
か入っていないかをチェックしてくれといつも言っているだろう。
どうして今回はそれをしなかったのだ。おかげで大切なお客様の名
刺がグチャグチャだ。どうしてくれるんだ」
このようなとき奥さんはどう対応するでしょうか。あるタイプの人
は「そんな大切なものなら自分ではじめから取っておけば良かった
のではないですか。あたしのせいにしないで下さい」と反論するこ
とでしょう。また、表面的には、「はいわかりました。すみません。
次から気を付けます」と口では言いながら、心の底では怒りの炎が
うずまいている人もいるかも知れません。
もしみなさんが、このようなトラブルの当事者だとしたら、どのよ
うに感じ、どのように行動するでしょうか。
2010年05月21日
日常の家庭生活を送っていると、こんな場面がよくあります。
例えば、営業の仕事をしているA氏が大切なお客様と名刺交換
をしたとします。その名刺を何の気なしに上着のポケットに入
れたまま忘れ、それを奥さんに頼みクリーニング店に出しても
らいました。A氏があとでその名刺をポケットに入れたままに
したことに気づき、クリーニング店から戻った上着の中をさぐ
りましたがあとの祭りで、名刺はグチャグチャになり判読不能
になっていました。
このときA氏はどのように考え、どのように行動するでしょうか。
2010年05月20日
全国にたくさんある塾の中には、昼間に母親向けの「英会話コース」
や「源氏物語コース」などを開いているところもあります。これは
「空いた時間や教室を使って、少しでも売上を上げたい」という意
図で行っているのでしょうか。
その意図は見込み客作りや影の広報活動です。
講座終了後のティータイムでの会話から入塾希望者の情報が入るか
も知れません。また、この講座受講者が口コミで塾の良い評判を流
してくれるかも知れません。
生徒集めの方法は、チラシやDMなどがすべてではありません。こ
のような方法もお考えになられてはいかがでしょうか。
2010年05月19日
1つには家庭でのしつけがあるでしょう。私の子供の頃には、卵を
割ることなどは朝食時の仕事としてさせられていましたが、今では
そのような機会が失われているのでしょう。
もう1つは、科学的知識の欠如だと思います。
ゆとり教育で多くの子供たちが理科の知識が乏しくなったと感じま
す。「物がくさること」とか「気体が熱で膨張すること」などの基
礎知識は理科で学びます。それさえふまえれば前述したような初歩
的ミスは防ぐことができます。
私の専門が理科ということもありますが、人間が健康的に生きてい
く上において、理科の基礎知識はとても重要なことだと思います。
2010年05月18日
今の若い人の中には、卵を上手に割る方法を知らず、「ぐしゃり」
とつぶしてしまう人もいるそうです。そのようなことに関係するの
でしょうが、ぞうきんをしぼることのできない小学生もいます。ま
た企業が設ける消費者向け相談窓口には次のような相談がくるそう
です。
「封を開けたまま、長い間冷蔵庫に入れてあったトマトソースが異
臭を発し、白い異物が浮かんでいます。これは何ですか?」
「液晶テレビを浴室で使っていますが、故障してしまいました」
「米ぬかの入浴剤をぬか漬けに使いましたが、何か変です」
「ペットボトル飲料を電子レンジに入れて温めたら爆発してしまいま
した」
いったい、このようなことはなぜ起きるのでしょうか。
2010年05月17日
今、全国で人気を博している料理教室があります。そこではどんな
ことを教えているのでしょうか。
そこでは、決して料理の達人が秘密のダシの取り方などの秘伝を教
えているわけではありません。まずは、包丁の使い方、卵の割り方
などを指導しているのです。
世の多くの人は、ダシの取り方の秘伝より、今さら聞くに聞けない
初歩的な技を知りたいと思っているのです。その料理教室が出版し
ている本には、生卵の割り方が4枚の写真入りで紹介されています。
私の子供の頃には、卵の割り方などはあたりまえに知っていること
で、さらに進んで「片手で卵を割る」ことに挑戦したりしていました。
さて、近所でバラの花をみかけました。バラの花は気品があり、と
ても美しいですね。
写真はこちら→https://www.tsumugi.ne.jp/photo/torii/100517/photo.html
2010年05月14日
めんどくさがりの私は、5分もしたら飽きてしまって、あとは母
に任せることにしました。そして私は、畑を耕すことに専念しま
した。
アブラナの葉をつみはじめてから小1時間ほどたって、ようやく
ポリ袋一杯分の葉がとれました。私は黙々と葉をつむ母の姿を見
て頭が下がる思いでした。私はいつも京都から気楽に電話して
「また野菜送ってね」などと頼んでいました。母はそのために、
いつもこんなに時間をかけて収穫し、送ってくれていたのだと改
めてかたじけなく感じました。
人はえてして、人の好意を軽く見てしまうことがあります。もっ
と母に感謝し、さらに親孝行をしなければと思いました。
2010年05月13日
さて、京都へ戻る日の前日のことです。88才になった母が「実、
アブラナの葉がおいしいからおみやげに持っていきなさい」と
言ったので、一緒に畑にとりに行きました。母の畑は一切農薬
を使わず、また土は堆肥を入れて作るので、どんな野菜でもと
てもおいしく作れます。そこで京都にいる時も、よく母に電話
してちょくちょく野菜を宅急便で送ってもらっています。
さて、アブラナを一緒につんでみてビックリしました。茹でた
りしておいしいアブラナの葉は、新芽の部分なのです。それを
摘むのには、背の丈ほどあるアブラナの中に分け入って、根気
よく探さねばならないのです。
2010年05月12日
連休を利用して群馬に帰ってきました。
「ああ帰ってきたな」と思えるのは赤城山や榛名山を見た時です。
それらは、子供のとき見たのと同じ姿で悠然と佇んでいます。嬉し
いときも悲しくて落ちこんでいる時も同じ姿で迎えてくれるのは心
が安らぎ、とてもありがたいものです。何年たっても何も変わらな
いということは、それはそれで貴重なことだと感じます。
さて、群馬では今年も畑作りをしてきました。収穫の終わった畑に、
堆肥などを入れコツコツと耕していきます。春の風が気持ちよく、
とてものんびりした気分になります。このような時、つくづくと自
然の大切さを感じます。
2010年05月11日
最近、私は仏教の本をよく読みます。
まわりから見ると穏やかそうでも、私の心の中は不安や怒りなどが
うずまいていることも時々あります。
「悲しいから泣くのではない。泣いて涙が出るから、ますます悲し
くなる」とか「大声を上げておこっているうちに、怒りが怒りを呼
び、ますます腹が立ってくる」などを感じることもあります。
仏教の本によると、このような時は自分自身をもう一人の自分が見
るようにして、「ああ、鳥居君は○○のことで怒っているんだね」
と客観視するのがいいのだそうです。
確かに怒っている最中に、このように自分自身を見るようにすると、
心が穏やかになるように思います。
2010年05月10日
「アメリカから<自由>が消える」堤未果(扶桑社新書)という本を
読んで、最近のアメリカの変容ぶりを知り驚きました。9.11のテロ
以来、アメリカでは監視カメラによる監視が強化されたり、テロリ
ストの疑いがある人のブラックリストが増強されているそうです。
そのため、そのリストにのってしまうと、飛行機に乗れないなどの
事態が出てくるとのことです。その被害者は同姓同名の人などにも
及び10才の子供がそのチェックにひっかかり、クレームをつけても
そのレッテルが変えられないなどのことも起きているようです。
また、ジャーナリストへの圧力も強まっており、例えばイラク戦争
の報道記事についてもアメリカ軍のチェックが入り、許可されたも
の以外は外に出せないそうです。
このような傾向が強まるとどういうことになるのでしょうか。だん
だんと自由な言動ができなくなるように思います。アメリカという
国の奥底で不気味なものが動いているような気がして不安な気持ち
になりました。
2010年05月07日
ゴルフの世界では、プロゴルフの公式戦が開かれるようなコース
は入念なコース改造が必要だとのことです。プロの人はアマチュ
アの人と違い、飛距離もグリーンの難度もケタが違うところで戦
うので、コースもそれ向けなものが要求されることでしょう。そ
のために2〜3年の年月をかけてコースを整備するとのことで、
費用も2〜3億円もかかるそうです。
そこまでの手間と費用をかけても採算がとれるものなのかと再び
ビックリしました。タラオカントリークラブは全国のゴルフ場の
中でも25位に位置するほどの人気があるそうです。このクラブの
経営陣は2012年以降はさらにそれ以上の人気の出るゴルフ場にす
るという戦略を持っているのでしょうか。不況といっても元気な
ところは元気なものです。
2010年05月06日
先日、テニス仲間と滋賀県のタラオカントリークラブのテニス
コートに行きました。そのテニスコートはゴルフ場内にあって、
とても見晴らしもよく桜も咲いていて気持ちのいいところです。
そのゴルフ場の敷地内に入って驚いたことがあります。
至る所に「2012年秋、全日本プロゴルフトーナメント開催決定」
というポスターが貼られているのです。2012年までにまだ2年
半もあります。「何で今頃からそんな大げさに」とも感じまし
た。そこで、その理由をテニスコートの管理人の人に聞きまし
た。「なるほど」と思いました。