地球の歴史
2009年06月30日
今から27億年前には地球に酸素はほとんどありませんでした。
しかし、このころ生まれた「シアノバクテリア」今の生物とは逆に
二酸化炭素を吸収して酸素を出していました。
そのため、地球上には今の1.5倍ほどの酸素が充満しました。
ところが酸素は酸化作用があるため、様々な生物の中には、それに
耐えきれず死滅するものも出てきました。
そうこうするうちに今度は、酸素をエネルギー源として吸収できる
ミトコンドリアが登場しました。
これが恐竜などの巨大生物を生みだしたもとです。
ところが今度は、2億500万年前の天変地異で酸素濃度が現在の
半分近くまで下がってしまいました。これはいきなりすべての生き物が
標高4800メートルで生活するのを余儀なくされたような激変です。
その中で生き残ったのが今いる生物の先祖です。
よって今の生き物は、低酸素にも耐えられるメカニズムを持っている
のです。
このようなことを知ると、生物やDNAの不思議を感じずには
いられません。