社長ブログ、笑いと涙の奮闘記

蟹工船(1)

2008年07月08日

先日ぶらっと本屋に立ち寄りました。
その本屋ではいつも本の売れ筋ランキングを発表しています。
そこで驚いたのが『蟹工船』がその第一位になっていたことです。

この小説は1929年に小林多喜二によって書かれたもので、もう
約80年も前の作品です。小林氏は貧しい生活のうちに小樽高商
を卒業し、銀行員として生活しつつ文学を志し、日本の革命的プ
ロレタリア文学の基礎を築いた人です。

そしてこの小説が世に出た4年後の1933年に特高警察に逮捕
され、その日のうちに残虐な拷問にあい、虐殺されました。
時に29才4ヶ月でした。
(明日へ続く)