大豊(おおとよ)神社の狛(こま)ねずみ
2020年02月28日 文責:平野
今年は記録的な暖冬だそうで、梅の花の開花も平年に比べると2週間ほど早まっているそうです。昨年ご紹介した同志社大学の梅は、日当たりの違いかもしれませんが、木によっては1月中旬ぐらいから咲き始め、すでに散ってしまったものもあり驚いています。さて今回は、哲学の道沿いにある大豊神社をご紹介します。実はこの神社、先月のブログでご紹介したいと思っていたのです。なぜなら、この神社には狛犬ならぬ狛ねずみがいるから。今年はねずみ年ということで、去年の暮れからいろいろなメディアで紹介されていました。そのためか、お正月に行ったら、まるでテーマパークのアトラクションなみに人が並んでいてびっくり。二か月ほど経ってやっと参拝叶いました。この神社は同じ境内の中に本殿だけではなく、様々なお社があり、狛ねずみが鎮座するのも本殿ではなくその奧にある大国社。しかしこの神社にいるのは狛ねずみだけではありません。商売繁盛で有名な稲荷社にはもちろん狛狐、火難除の御利益がある愛宕社には狛鳶(とび)、災難除の御利益がある日吉社には狛猿、また金運惠授の狛蛇と、まさに狛○○のオンパレードなのです。(もちろん狛犬もちゃんといますよ。)大国社は縁結び・学業成就・子授け・安産の御利益があるそうで、右側の狛ねずみは学問を象徴する巻物を、左側の狛ねずみは万物の根源である水玉を大事そうに抱えています。また、本殿の御祭神に菅原道真公がおられるからか、紅白の梅が美しく咲いていました。また、同じ「梅」とつくけれど、梅の仲間ではない蝋梅(ろうばい)も、黄色の花を鮮やかに咲かせていました。帰りは疎水沿いの哲学の道を歩きながら、まだ固い桜のつぼみに春を待ち遠しく思う一日でした。
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http://www.tsumugi.ne.jp/photo/yomoyama/20200228.html