スタッフブログ!つむぎ内・外よもやま話

蹴鞠神事とあじさい苑

2019年06月21日  文責:平野

六月も後半だというのに、西日本では未だに梅雨入り宣言が出ていません。しかし、雨量は平年より多いとのことで、何やらおかしなお天気です。そんな中今回は、そろそろ紫陽花が見頃かと思い、藤森神社のあじさい苑に行ってきました。藤森神社は創建が平安遷都以前と古く、歴史ある神社だそうです。敷地も大変広く、中座・東座・西座の三か所の本殿に、計十二柱の御祭神が祀られています。毎年5月5日に行われる藤森祭は、「菖蒲の節句発祥の祭」と言われていて、「菖蒲」は「勝負」に通じることから、「勝運を呼ぶ神」として信仰を集めているとのこと。特に、藤森祭に奉納される駈馬(かけうま)神事が馬の神事であることから、馬の神として信仰され、馬主、騎手、競馬ファンの参拝が多いそうです。この日は蹴鞠神事や和太鼓奉納が予定されており、拝殿にはたくさんの和太鼓が設置されていました。また、あいにくの小雨模様の中、烏帽子を被った平安装束の蹴鞠保存会の方々による蹴鞠が披露されると、周りを囲んだギャラリーからは盛大な拍手が沸き起こっていました。あじさい苑は境内に二か所有り、よく見かける種類のものから、初めて見るような珍しい種類のものまで多品種有り、堪能できました。これから本格的な梅雨入りとなり、うっとうしい季節となりますが、あじさいにとっては恵みの雨。美しく咲いたあじさいを見れば、少しは気持ちも晴れることでしょう。
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http://www.tsumugi.ne.jp/photo/yomoyama/20190620.html