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花の天井(平岡八幡宮)

2018年11月06日  文責:平野

少しお休みをいただいております間に季節も進み、すっかり秋めいてきました。朝晩と日中の寒暖差で、体調など崩されてはおられないでしょうか。私は今回、平岡八幡宮の特別拝観、「花の天井」を見に行ってきました。平岡八幡宮は、京都の中でも紅葉の名所として名高い高雄山・神護寺の守護として、弘法大師(空海)が平安時代初期に創建された山城国最古の八幡宮だそうです。室町時代に火災により焼失しましたが、時の将軍、足利義満により再建されました。また、江戸時代には仁孝天皇の命により社殿が修復され、現在の姿に整備されたそうです。そして、この本殿の内陣天井に描かれた「花の天井」が、毎年春と秋の二回公開されます。マス目状の木天井には四十四枚の極彩色の花絵が描かれており、その美しさはとても江戸時代に描かれたものとは思えない鮮やかさでした。また、こちらは椿が殊に有名で、故事に記載のある白玉椿伝説(願い事をすると白玉椿が一夜で開花し、願い事が成就したという伝説)が伝わっており、境内の至る所に様々な種類の椿の木がありました。中でも葉の先が金魚の尾ひれのような形になる珍しい種類もあり、驚きました。残念ながらこの季節は花の盛りとはいきませんでしたが、紅葉や桜も美しいと聞き、また次の機会が楽しみになりました。
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 https://www.tsumugi.ne.jp/photo/yomoyama/20181106.html