東山花灯路
2018年03月29日 文責:平野
三月に入り、京都ではすっかり春らしく、日中は汗ばむ程の陽気になりました。今月は昨年12月の嵐山花灯路のブログでふれました、東山花灯路へ行ってきました。
知恩院周辺から清水寺周辺にかけて、嵐山同様風情ある行灯が並び、早春の京の夜を美しく照らしていました。残念ながら桜にはまだ早かったため、夜桜見物とはいきませんでしたが、清水寺や八坂の塔の美しいライトアップを堪能することができました。
私はここ2,3年、毎回このイベントに足を運んでいて、いつも知恩院方面から出発するか、清水寺方面から出発するか迷うのですが、今回は五条坂まで市バスに乗り、清水坂を上ってまずは清水寺へ向かうことにしました。参道のお店を楽しみながら、産寧坂から二年坂、高台寺のあるねねの道へと歩いていると、知恩院から高台寺へ向かう狐の嫁入りの行列に遭遇しました。これは期間中、午後7時と午後8時の一日2回、狐に扮した花嫁さんが人力車に乗って巡行するというもので、前後には提灯を持ったお付きの方達の提灯行列もあり、厳かな雰囲気を醸し出していました。実はこの行列を見ると縁起が良いといわれているらしく、道の両側では大勢の人が行列を見るために立ち止まり、しきりにスマホやデジカメのシャッターを切っていました。(私も人垣の間から頑張りましたが、やはり動いているものを捉えるのは難しいですね)
また、こちらでも嵐山と同じく、京都いけばな協会によるいけばなの展示が随所にあり、文字通り「花」を添えていました。京都に住んでいても、なかなか夜の観光地へは出掛ける機会がないのですが、これからますます暖かくなるので、夜に出掛けるのも良いものだなと思いました。
(写真はこちら:https://www.tsumugi.ne.jp/photo/yomoyama/20180329.html)