スタッフブログ!つむぎ内・外よもやま話

フォンからホンへの移行期??

2016年07月22日  文責:川口

前回に引き続き,スマートフォンの話題です。

皆さん,「スマホ」「スマホ」と言っているので
もしや…と不安になり,「スマート『ホン』」の語を
ウェブサイトで検索してみました。

その結果がこちら。

・スマートホン
約 1,490,000 件
・スマートフォン
約 69,700,000 件

「スマートフォン」の圧勝でした。安心です。
しかし,略すと「スマフォ」じゃなく「スマホ」となる。不思議ですね。
試しに,
「俺,『スマフォ』使わせてもらえるようになってん」
と言ってみたところ,
「気持ち悪い」と妻に一蹴されました。

そういえば,今やすっかり出番の少なくなった「テレホンカード」。
あれも「テレフォンカード」とは言わず,
NTTのサイトでも「テレ『ホン』カード」として紹介されています。
イヤホンもイヤホンであって,
ヘッドホンもヘッドフォンと呼ばない。

もしかすると,日本では「phone=ホン」と呼ぶ流れがあるものの
まだ新語の域にあるスマートフォンについては,
略称だけが先行して「スマホ」になったのでは?
どうでしょうか,この仮説。

「スマートフォン」よりも「スマートホン」がメジャーとなった暁には,
このブログを思い出していただければ幸いです。(笑)

スマートフォンに,驚愕と畏怖と

2016年07月08日  文責:川口

会社での連絡用に
スマートフォンを使わせてもらうことになりました。

スマートフォン。
プライベートでも持ったことがない私には,
便利という以前に驚愕の連続です。

すでにお使いの方にとっては,さして驚きでないのかもしれませんが
現在位置を地図で確認できるという
カーナビのような機能が圧巻でした。
地図上に,居場所がポイントで示されるだけでなく,
歩くとそれが連動するという,あれです。

試しに,少し走ってみました。
ポイントも速く動きます。
バスに乗ってみました。
ポイントはいっそう速くついてきます。
新幹線の車内で見てみました。
さすがに速すぎたのでしょうか。
ポイントは新幹線が発車してしばらくで,動きを止めました。
追跡をあきらめたようです。
しかし,途中駅に着いた途端,
ポイントがグイーンと一気に県境を越えて
見事に,停車中の駅を表示しました。

ジョージ・オーウェルの小説「1984年」の
「Big Brother」みたいだと思いました。

ご存知の方も多いかもしれませんが,これは
反体制派には容赦なく逮捕や拷問,粛清を行うような
架空の世界(一党独裁国)での話です。

そこでは,街中のいたるところに
マイクやビデオのようなものが仕掛けられ,
「Big Brother is watching you.(偉大なる兄弟があなたを見守っている)」
というスローガンが張り巡らされ,
個人の行動すべてが,常に監視されています。

この「Big Brother (偉大なる兄弟)」とは
党の指導者なのですが,実は誰も実体を見たことがありません。
国民は夜な夜な,彼が登場するモニターに向かって
忠誠を誓うがごとく叫んだり,敬意を払います。
虚像かもしれないその独裁者に
国民は恐れおののいているわけです。
読んでいて,冷や汗ものだったのを覚えています。

人が主体的に使うスマートフォンではありますが,
見ているつもりが,いつの間にか「見られている」かも…。
そんな感覚を覚える出来事でした。