スタッフブログ!つむぎ内・外よもやま話

レイヤーに思う

2016年02月19日  文責:川口

編集で使用するグラフィックソフトには,
レイヤーという機能があります。

レイヤーとは層(階層)のことで,
例えば,図版やルビ,飾り枠など
純粋なテキスト(文字)情報以外に掲載するパーツが多い教材などでは
特に重宝するのですが,
1層目は問題文,2層目にルビ,3層目に図版などと
層を分けることによって,
教材データ編集の自由度が増すような機能です。

東京に行くと,このレイヤーを感じさせます。

足元には,地下街があって買い物を楽しむ人々が,
さらにその下には,地下鉄が走り
混んだ車内でつり革に掴まる人々がいる。
傍らでは,天空にそびえる高層ビルで
働いたり,食事をする人々がいる。
見上げると,そこは高速道で,
東奔西走する車の群れ。

立ち位置からのそれぞれのレイヤーで,
これだけの人やモノがうごめき,移動していることに
素直な感動とめまいにも似た恐怖を覚えます。

感覚が原始的なのかもしれませんが,
「現代」とは,すごい時代だと感じさせます。