冷や汗のムービーバトル
2015年10月21日 文責:川口
芝居をしている友人から,
「ちょっと『ムービーバトル』に出てくれへん?」
と誘いがありました。
彼は,演劇や映画で俳優業をする傍ら
様々なイベントも企画しているのですが,
その「ムービーバトル」とは
・思い入れのある映画を与えられた時間内(7分間)で紹介する
・その手段は問わない
というもので,今回が3度目の開催とのこと。
会場に集まった聴衆が投票して
「一番観たい映画」を決めるのだそうで,
魔が差したのか,その場でうっかり安請け合いしてしまいました。
で,やるとは言ったものの大した準備ができないまま
あっという間に開催前夜です。
お酒を呑みながら,昔観た映画をちらちらと流しているうち
「カワグチ的,深夜に一杯呑りながら観たい映画第1位」
をテーマに話そうと思いつきました。
一夜漬けで迎えた当日,
カフェの客席がお客さんでびっしり埋まっているのを見て
(浅はかだった…)とまず後悔。
さらに,「人が足りないから」と聞いていたのに,
「バトラー」は自分も入れて8名!
見るからに,映画について一家言ありそうな
人たちばかりです…。
そーっと裏口から逃げようかと思いましたが,
せっかくなので楽しもう,と心を入れ替えて臨みました。
いざ前に出てみると,司会である友人のフォローが手厚く
お客さんの反応もよく,7分間はあっという間でした。
すべて語り尽くせぬまま笛を吹かれましたが,
終わってみると,なかなか快感でした。
他の参加者の方々は,手書きのボードに絵コンテで
シーンのディテールについて語られたり,
劇中の登場人物への手紙という形で語る方がおられたりと
とてもバラエティ豊か。
一本の映画も,人によって見方がまるで違う
という面白さを体感することができました。
今回は,まず自分からは進んで参加しないようなことですが,
誘われればとりあえず乗ってみる
ということも,たまには大事かなと感じました。