指輪紛失
2015年10月08日 文責:野中
飛行機を利用したときのことです。
指がむくんだのか,窮屈に感じた指輪をはずしかけていたとき,うっかり落としてしまいました。
周辺を探してみたのですが,見当たりません。
客室乗務員の方に相談すると,ペンライトで照らしながら探して下さったのですが,ありません。
前後左右の席の方々も,ほとんど言葉が通じないながら,「あそこにはないか?ここは見たか?」と身振り手振りで心配してくださいます。
結局,乗客全員が降りた後,探すことに。
乗務にあたられていた客室乗務員さんたちが集まり,シートクッションなどをはがして探してくださったのですが,やはり見つかりません。
あとは整備の方にお願いするしかない,ということになり,私たちもいったん飛行機から降りて,連絡を待つことになりました。
手荷物受け取りの部屋に入ると,係員さんが私の名前を呼んで探しています。名乗り出ると,指輪が見つかったと知らせてくださいました。
指輪を取りに行く途中で,お世話になった客室乗務員さんたちと出くわしました。
「指輪どうでした〜?」と心配そうに話しかけてくださったので,
「あの,見つかったそうです。本当にありがとうございました。」と答えると,まるで我が事のように大喜びしてくださいました。
たくさんの方を巻き込んだ末,手元に指輪が戻りました。
ご迷惑をかけてしまったことを申し訳なく感じつつも,とても心が温まりました。
私も困っている方を見かけたら,積極的に助けてあげようと改めて思いました。