私の恩師
2015年09月11日 文責:野中
先日テレビで,
「塾の先生は,学校の先生と比べ,心理的に生徒と近い存在」だと
解説されていました。
確かにそうかもしれない,と思います。
私は小学6年から学習塾に通い始めました。
その塾の先生はとても厳しく,規則を守らないために退塾をさせられた生徒もいるほどでした。
私も何度も叱られましたが,一番印象的だった出来事が,授業中,指名された友達が答えられずにいたので,助けようと思い,こっそり答えを教えたときです。
「久美子,それは友達のためにならないぞ!」
強い口調で言われて驚いてしまったのですが,「友達のためになること」について改めて考えさせられました。そしてこの経験は,以後の判断材料として大きな影響力を持っています。
勉強も,精神的な成長も,頑張ればその先生が褒めてくれることが嬉しくて,必死になれました。
その先生のアドバイスにより進学校も決め,無事合格とともに塾を卒業しました。
一番の恩師は誰かと問われたら,迷わずに私はその塾の先生を選びます。