スタッフブログ!つむぎ内・外よもやま話

動物園の乗りもの

2015年09月28日  文責:川口

かねてから,「ゾウになりたい」と言っていた息子と
連休中,市の動物園へ行ってきました。
(彼はゾウの他にも,
将来,「忍者」か「傘屋」になりたいのだそうです。(笑))

それはともかく,久々の動物園は,
自分が子どもの頃よりもはるかに美しく改装され,
様々な種類の動物たちが
イキイキと,ではなく,残暑見舞い申し上げたくなるような
ぐったりした様子で寝っ転がっておりました。

そんな,大方の動物たちがグロッキーななか,
お目当てのゾウは,燦々と降り注ぐ太陽をものともせず,
ダイナミックに砂を全身にふりかけたり
プールでウォーキングに興じたり,
その一挙手一投足に,息子も満足した様子でした。

既に祖父母らと何度か動物園に来ている息子には
別のお目当てがあるそうで,
乞われるままについていくと,
そこは色褪せた観覧車や小さな機関車が動く
古びた乗りものコーナーでした。

改装が進む動物園にあって
その一角だけは,まるで「昭和」。
ノスタルジックなその空間に一歩足を踏み入れると,
自分も少しワクワクするのを感じました。
子どもの頃,動物園やデパートに連れて行ってもらうと,
楽しみは,まさにこうした乗りものだったことを思い出しました。

キャラクターが大きく描かれたクルマを
真剣に運転する子どもの横に座って,
ぐるぐる旋回する景色を眺めているのが
なんだか少し不思議でした。

私の恩師

2015年09月11日  文責:野中

先日テレビで,
「塾の先生は,学校の先生と比べ,心理的に生徒と近い存在」だと
解説されていました。

確かにそうかもしれない,と思います。

私は小学6年から学習塾に通い始めました。

その塾の先生はとても厳しく,規則を守らないために退塾をさせられた生徒もいるほどでした。

私も何度も叱られましたが,一番印象的だった出来事が,授業中,指名された友達が答えられずにいたので,助けようと思い,こっそり答えを教えたときです。

「久美子,それは友達のためにならないぞ!」
強い口調で言われて驚いてしまったのですが,「友達のためになること」について改めて考えさせられました。そしてこの経験は,以後の判断材料として大きな影響力を持っています。

勉強も,精神的な成長も,頑張ればその先生が褒めてくれることが嬉しくて,必死になれました。
その先生のアドバイスにより進学校も決め,無事合格とともに塾を卒業しました。

一番の恩師は誰かと問われたら,迷わずに私はその塾の先生を選びます。

疑問のかたまり

2015年09月04日  文責:川口

先日4歳を迎えた我が息子。
最近思うのは,知らないことに貪欲というか,
気になることが多いのでしょうね,
不意に厄介な質問を浴びせてきます。

「くうかん」って何?

突如こういうことを言うので,まったく油断なりません。

ん〜そうねー,
と束の間,働かないアタマを必死にフル稼働させるも,
結局,身振り手振りで,
「この,ここや…
この部屋,この広がってるとこ全部が,空間。
で,あの窓の外の庭も空間。で,…」
などと,腑抜けた説明をするのが関の山。

ふーん,と
釈然としない顔をしたまま
遊びを再開する我が子を見るたび
(もっとスマートな返しができれば……)
と忸怩たる思いに苛まれること,よくあります。

でも,コツというか
わかってきたこともあります。
子どもがわかっていることに
置きかえて説明すると,
子どもも自分も腑に落ちる。

子どもを見ていると,初めて向き合うものごとに対して,
これって,△△みたいやなぁ
○○に似てるねー
なんてことを,よく言っています。

実体験で得ている知識との類似や関連のなかで
「わかる」ようになっていくのだなぁ
と気付いてからは,
できるだけ,子どもに身近な喩えで説明しています。

いつの日か,
なるほど!
と言わせられるよう
「言い得て妙」を目指したいものです。