食育
2015年03月10日 文責:塩原
テレビ寺子屋の、食育についての講座に、思わず見入ってしまいました。
まず、子どもの味覚について。
子どもの味覚は9歳でできあがるそうです。
最初は糖質・脂質を好み、野菜によくある苦味などをいやがるのですが、
大人になるに従って、自然にその苦味をおいしく感じられるそうです。
そこで問題になるのが、母親の「何が食べたい?」という言葉。
子どもの食べたがるものばかり与えてしまっては、育つはずの味覚も
育たないのだそうです。
また、こんな話もありました。
高校生になり、お弁当を持って行くようになった息子。
ある日、せっかく作ったお弁当を、持たずに学校へ行ってしまったそうです。
母親が息子になぜ、作ったお弁当を持って行かなかったのかと尋ねると、
「だって、包んでなかったから。」
お弁当が包んでなかったら、自分で包んで持って行くという発想が育てられ
ていなかったのです。
母親が何でもしてしまうことで、子どもの仕事は「やってもらうこと」に
なってしまうそうです。
そもそも子どもは何でもやりたがるもの。
いやがっているのは、むしろ大人だというのです。
子どもの成長に期待し、何でも挑戦させることが大切なのかもしれません。