私の集合住宅に、待望の鳩対策ネットが張られることになりました。

これまで、鳩のすみかとなっており、隣の建物に施されている鳩対策
ネットを羨ましく思っていたのです。

これで鳩のフン害から開放される！と喜んでいたのですが、ネットが
張られるのは、共有スペースのみ。個人スペースに関しては、希望者
のみで有料となることがわかりました。

我が家は幸い、もともと一部の窓にネットが残されたままだったのですが、
ネットのない窓に、今回新たに張ってもらうのかどうか、悩みました。

そこで、そのことを手紙にしたため、工事の方の連絡ポストへ。
なんとその日中にお返事が返ってきました。

そのお返事には、
状況からして、鳩対策が必要なのは、北側のみであること。
北側で、鳩対策が必要な窓が一箇所あるが、自分で器具を買って簡単に
取り付けることができる。また、その場合、工事業者に依頼するより、
かなり安価にすむことが書かれていました。
そして、各自で取り付ける場合の器具の資料まで添付されていました。

自分の儲けよりも、住人のメリットをご提案くださるなんて！
素敵な工事業者さんで、とても嬉しくなりました。

先日読んだ小説の中に，
いつの時代でも国家や権力のやることはデタラメだ
という一文を見ました。
なんでも，
「昔のヨーロッパではコーヒーを禁制にして，
違反者をギロチンにかけた」んだとか。
これではいくら首があっても足りないですよね。
現代に生まれて良かったと，しみじみ思いました。

実際に「ギロチン」処刑が行われたのかまでは
わかりませんでしたが，国によっては飲用を固く禁じたり，
女人禁制とされていた史実は残っているようです。

権力の介在ではないものの，似たケースにトマトがあります。
トマトは，言わずと知れた南米・アンデス原産の野菜ですが，
ヨーロッパに渡ってからの１世紀ほどは
観賞用の植物でしかありませんでした。
その光り輝く真っ赤な姿から，毒性のある植物だと誤解され
「悪魔の実」とすら呼ばれていたようです。

特定の飲み物や食べ物を
毒とするか，薬とするかということは，
案外，その時々の時代背景や政略などで容易に変わる
頼りないものなのかもしれません。

そこで，ついでに調べました。酒。
自分にとっての自己弁護の故事，「酒は百薬の長」ですが，
なんと原典は『漢書』。紀元１世紀編纂の書物です。
そんな昔から太鼓判が押されていたのかー，と安心するも
『徒然草』には，
「百薬の長とはいへど，よろづの病はさけよりこそおこれ」
と記されているとか…。
本日，健康診断を受診した現代に生きる我が身としては，
結局はバランスか…と思うしかありませんでした。

私の住む集合住宅の改修工事が終盤を迎えたようで、
先日工事用の足場が解体されました。

それと同時に、晴れて洗濯物を外に干せるように
なりました。

およそ３ヵ月ぶりに外で干した洗濯物は、それはそれは
パリッと乾き、お日様の香りがして、気持ちまで明るく
なってきました。

お日様の力ってすごいなあと思いました。

もうすぐ２歳を迎える息子は，この酷暑も関係なく
日々，ご機嫌に過ごしています。

さて，寝ているだけだった小さな人が
徐々に体力も知恵もつく段階になると，
それなりに厄介なできごとも発生してきます。

それは，彼の耳に入る「言葉」です。

妻との会話で，何気なく，
「先週の『デザインあ』，観た？」
なんて言おうものなら，
「あ！」「あっ！」「あーー！！」
息子は駆け寄って両手を突き出し，（見せろ！！）と催促します。

「そこのバナナ取ってー」
などと言うと，
「バナ！」「ちょだい！」「バナーー！！」
絶叫すること間違いなし。

抑制がきかないので，好きなものが話題に出てしまうと
全身全霊で欲するのです。
「え，今ご飯食べたとこでしょ？」
などと言って分かってもらえるわけもなく，
時に涙を振り絞って訴えることもあり，
（迂闊なことは言えない…）
と顔を見合わせる次第です。

そこで，隠語の登場。
「『デ』，観た？」
「バ，取って」
隠語というか，単なる略語が多いですが，
こんな風に子どもの好きなことはそれと悟られないよう
気をつけています。

逆に，テレビで野球中継があると，子どもを近づけては

おお？！ベイスターズって強いなー！
ベ　イ　ス　タ　ー　ズ！
モーガンせんしゅって，かっこいーー！
モーガン！　モーガン！

と，覚えさせたい単語をそれとなく連呼。
親のエゴ丸出しで，刷り込みに挑んでいます。

長い間お世話になっていた歯医者さんは、なかなかの大人気で予約がとれません。

最近私も時間がなく、予定が合わせられないので、泣く泣く日曜日も診療している
他の歯医者さんを受診してみることにしました。

そこで出会った衛生士さんは、これまで会ったことのないタイプです。
歯のチェックの際、たくさん問題点を見つけてくれます。
後で医師の方に再チェックしていただくと、その半分くらいは、本当に問題が
起こりかけていました。

そして、私の歯みがきの方法に問題があるということで、歯のモデルや、絵本、
実践も交えながら、正しい歯みがきの方法や、歯周病の恐ろしさを熱弁して
くださいます。
初回、あまりに熱が入り、予定していた診療時間をオーバーしていました。

その衛生士さん担当のときは、たいてい予定時間よりも遅く治療が始まります。
きっとどの患者さんにも熱く対応なさっていることと思われます。

私も、本気で歯みがきを始めました。
この衛生士さんの熱心な姿勢は見習いたいと思います。