飴玉おばさん
2013年03月26日 文責:川口
朝,出勤前に駅まで歩いていたときのこと。
こちらへ向かってきたおばさんに
「おはよう!」
と声をかけられました。
歩きながら挨拶を返すと,
「兄ちゃん,どこ行くんや?!」
よく見ると,朝の空気に似つかわしくない厚化粧に
着ているのもド派手な服装。
ちょっと関わりたくない出で立ちです。
会社! そう言ってすり抜けようとしたのですが
「ちょっと待ち,手ぇ出し! ちゃうがな,両手やがなぁ!!」
いよいよ面倒なことになったと思いつつ
言われるがままに両手を差し出すと,
慣れた手つきで小脇の巾着から
飴玉をドドッと投下されました。
「ちょちょ,これ…」
「ええからええから! 頑張ってきぃや!!」
そう言うとおばさんは,満足そうに立ち去って行きました。
今朝も彼女と遭遇し,まったく同じやり取りを経て
多量の飴玉をもらってしまいました。
次,出会った際は,断るとどういう反応が返ってくるのか
ちょっと怖いですが,気になってきました。