スタッフブログ!つむぎ内・外よもやま話

古本まつり

2012年08月28日  文責:川口

皆様、はじめまして。
この8月より都麦出版の編集部にて勤務しております、川口と申します。
これから、どうぞよろしくお願いいたします。

さて皆様、お盆休みはいかがお過ごしでしたか?

私は古いものが好きです。
そこで、毎年恒例の下鴨神社の古本まつりに行ってきました。
そこでは、大正時代の中学の教科書を見つけ、嬉々として購入しました。
その科目がなんと「動物」!
昔は理科から独立していた科目のようで、人間も含めて
様々な動物が簡潔に紹介されていました。
アルマジロやカンガルーなど、当時ではさぞ珍しかったであろう動物たちも紹介されていました。
お見せできないのが残念ですが、繊細に描かれた挿絵が見事で
眺めているだけで楽しそうな教科書です。
以下のように、本文も興味深いものでした。

「マングースはインドに産し、岩の間或は土中に棲み、蛇、ねずみ等を捕へ食ふ。
先年沖縄島にこれを輸入して『はぶ』及び『のねずみ』を駆除せしことあり。」

この文だけでも、歴史を感じさせます。
当時にタイムスリップしたような気分にさせる古書、
やっぱりいいですね〜。