粉もの
2012年03月30日 文責:塩原
私は小さい頃、たこ焼き屋さんになりたいと思っていました。
なぜなら、いつも鉄板の前にいて、冬でも暖かそうにみえたからです。
たこ焼きをひっくり返す作業も面白そうと思いました。
母にその意志を伝えると、「え!?・・・もうちょっとよく考えようね」
と言われました。
私が愛知県で慣れ親しんだ、近所のお店のたこ焼きは粉の割合が非常に高く
、全体的にしっとりしていました。型からはみ出るくらいに生地を流し込むので、
全部がつながっていて、爪楊枝で切り分けて食べました。
関西に移り、見かけるたこ焼きは、まん丸で、中味はとろっとして、
外はカリカリで、全くの別物。
これこそ本場のたこ焼きなのかな。と思うと、小さい頃の近所のお店
はかなりの独自路線だったということなのでしょうか。
そこも、もう幻のお店となってしまいました。