出会いと別れ
2011年08月03日 文責:小泉
先日、大好きなスリーピースバンドのドラムの方が脱退表明を
しました。
歌やライブパフォーマンスが好きなのはもちろんですが、私は
何よりもメンバー3人の固い絆に憧れました。
ずっと一緒にいて、同じものを作り上げていくということは、
とても大変な作業だと思います。
バンド内のいざこざはよく聞く話です。音楽性の違い、金銭面での
トラブルなど原因はさまざまです。
でも、このバンドはそういったビジネスの垣根を越えたところで
純粋に音作りを楽しんでいるように感じました。
そのメンバー間の繋がりは、確かに聞き手側に伝わっていたと
思います。だからこそ私も毎回ライブ会場には足を運んでいました。
そんな中での脱退。
理由は音楽への温度差が生じてしまったということ。
正直とてもショックで、今も気持ちの整理がつきません。
ただ、各メンバーの言葉をHPで見た時、今回の別れにとても
真摯に向き合っているということも確かに伝わってきました。
誰もがこの別れを悲しみながらも、前を向いてそれぞれの道を
歩んでいく。3人の決意の強さを痛感しました。
このバンドを追いかけていく中で、どこか3人はずっとこのまま
なんだろうと信じていました。
でも、絶対なんて絶対ない。
誰もにそれぞれの人生があり、そこには譲れない事情がある。
当たり前のことですが、今回のことでそれを再認識しました。
自分もこれから見送る側になるのか、去る側になるのかはわかりませんが、
色々な別れの場面にぶつかると思います。
そういった別れを繰り返して、少しずつでも前に進んでいきたいです。
そして、脱退してしまうドラムの方にはありきたりですが、
「お疲れ様でした」「ありがとう」
という気持ちでいっぱいです。