スタッフブログ!つむぎ内・外よもやま話

着付け教室の教え

2011年04月22日  文責:塩原

和装の着付け教室に通ったことがあります。

一通りの過程を終え、特にその技術を生かすこともなく10年以上が経ちました。
印象に残っている教えは、着替えの際、衣服をたたむ前に、先に服を着ましょう
ということです。
「何も着ていない時に、火事でも起こったら、とても恥ずかしい格好で逃げるこ
とになるでしょう。」という先生のお言葉に妙に納得しました。

他には、途中でゆるまない紐の縛り方や、眉毛のお手入れは抜かずに剃るということ
等々。

特に勉強になったのは、何歳になっても生き生きとしている女性の生きる姿勢です。
陽気で、社交的で、女性らしさを大切にする素敵な講師の方々と出会い、あんな風
に歳をとれるなら、老いも恐いどころか楽しみだと感じました。
特に好きだった先生は、長刀を凛々しく舞う、女優の佐々木すみ江さん似のお方で
した。

正直、着付けの技術については、教本を見なければ思い出せないという結果に終わって
いるのですが、貴重な体験だったと思います。