ガス欠(2)
2010年12月17日 文責:塩原
((1)からの続き)
とりあえず、何か情報を得るべく、サービスエリアのインフォメーションや
を見にいきました。
やはり、山口ジャンクションから広島北ジャンクション間にはガソリンスタンド
が一つもありません。次のガソリンスタンドまでは約100kmということが
分かりました。
残ったガソリンは15リットル。何とかもつだろう。ということで
エアコンもオーディオも切り、一番省エネ運転と聞く時速80km遵守で
進みます。
もしもたなかったら、高速道路をおりてガソリンスタンドを探そうか。
でも高速道路から見える景色から判断すると、ガソリンスタンドがあっても
こんな深夜に営業している可能性は低そうです。
「困ったらJAFを呼べばいいんじゃない?」と言いつつ、とてつもない緊張感で
100kmを過ごしました。
結局ガソリンスタンドまで無事たどり着くことはできました。
中国道は車が少なかったためか、サービスエリアの施設は減る一方で、残った
建物も古くなる一方に感じました。
どんどん進化するサービスエリアに慣れ、しばらくガソリンスタンドがない
状況を想定する危機感をすっかり忘れてしまっていました。
後日、父は「あの経験は忘れないわ〜。冥途の土産ができた」と言って
喜んでいました。