勉強の意味
2010年11月02日 文責:巽
ふとした瞬間に、『もっと興味を持って勉強しておけばよかったな』と
思う事が増えてきました。
学生時代、私は社会科(歴史)が大の苦手でした。
学校のテストでは社会がいつも足を引っ張り、苦労した思い出しかありません。
英語の単語や理科の元素記号は覚えられるのに
社会の年号や人物名、歴史的な出来事の名前などは
全く覚えられませんでした。
きっとそれは
『学者になるわけでもないのに、歴史なんて勉強して何になるんだ。』
と考えていたため、全く覚えようとする気が無かったからなのでしょう。
まだ若かったからか、そういう考え方は
実はとても恥ずかしいことだとは思いもしていませんでした。
そして月日は流れ、学生時代も終わり
社会人となってからの事です。
仕事で知り合った別会社の人に
NHKの大河ドラマの話題を振られたことがあるのですが、
大変困ったことになりました。
私は歴史に興味が全く無かったからか、
大河ドラマというものをこれまで一度も見たことが無く
全く話についていけなかったのです。
その時は、なんとかその場をごまかしたのですが
きっと私は、『歴史に詳しくない人』というよりも
『世間の物事に興味が無い人』と思われたのではないかなと
後になって思いました。
学生時代には、嫌いな教科を勉強する意味が理解できませんでしたが、
『社会に出たときに、恥ずかしくないための教養を身につける』為と考えることが
できていれば、もっと広い視野を持つことができたのかもしれないと
自省の思いに駆られるばかりです。