炭酸水爆発
2010年10月01日 文責:塩原
飛行機に乗る前、私は何も考えずにペットボトルの炭酸水を機内に持ち込みました。
飛行機が無事離陸し、安定飛行に移ったので、炭酸水を飲もうとペットボトルの
蓋を回した瞬間、炭酸水が大爆発し、200mlくらいの水が噴水のようにあふれ
出ました。
私は、予想もできない出来事に、一瞬唖然としましたが、段々と周りの状況が掴
めるようになり、どうやら隣に座っている、見た目恐そうなお兄さんの腕にかなり
の水がかかったらしいことが把握できました。
ところが、お兄さんは何事もなかったかのように、隣に座っているお連れの方とお話し
を続けています。何度見直してみても、明らかに腕が濡れているのに・・・
私は最初、お兄さんに謝らなければ、大変なことになる!と思って謝るタイミングを
窺っていたのですが、お連れの方との話も途切れることがありません。
2人の話を遮ってまでお知らせしなくても、こうしている間に乾いちゃうかもし
れない。機内は乾燥しているって言うし、水だからべたべたもしないし。
もしかしたら、このお兄さんは、敢えて気付かないふりをしてくれているのかも
しれない。その好意に甘えるべきかな?
お兄さんが気付いたら、素直に謝ろう。
なんて都合の良い解釈をして、結局そのままにしてしまいました。
かなりスリリングな体験でしたが、炭酸水が爆発したことより、その恐そうなお兄さん
が気付かなかった(ふりをしてくれた?)ことに一番驚いたのでした。