自転車復活(1)
2010年10月08日 文責:塩原
会社から帰宅する際、自転車の後輪タイヤの空気がすっかり抜けていることに気付
きました。
パンクかあ。近所の自転車屋さんってどこだったかなあ。
一番近所の自転車屋さんと、歩いて20分程度の自転車屋さんが思い浮かびました。
遠い方は、根拠はないながら何となくお世話になってみたいと考えていたお店でした。
1日の勤務を終え、修理にかかる費用のことを考えつつ自転車を引いて歩いていると、
体が泥のように重く感じます。もういいや、一番近所の自転車屋さんに行くか、と
あきらめに近い決心をし、お店に向かいました。
店内には誰もおられず、何度も声をかけてみても何の返事もありません。
5分くらい待っていると、やっと店員さんが出てきました。
「どうしました?」
「後輪のパンクの修理をお願いします。」
「ああ、こりゃだめだ。ちょっと見てみ」
店員さんに言われ、後輪タイヤを見てみると、ゴムがすっかりはげ、破れかけています。
「タイヤ交換ですね。4500円です。」
思わぬ出費に「う・・・ちょっと考えます。」と答えると、自転車屋さんはさっさと
片づけ始めました。
安値で手に入れたこの折りたたみ自転車は、もともと頑丈ではありませんでした。
購入して6年。自転車置き場で無惨に倒されたりするうちに、部品のあちこちが
ダメになり、前かごは割れ、チェーンカバーもひん曲がり、何かあったら新しい
自転車に買い換えかなあと考えていたものでした。
((2)へ続く)