日本に3本しかない傘
2010年03月01日 文責:巽
先日、友達と京都の四条まで買い物に出かけました。
私の好きな服を売っているお店を覗くと、珍しく傘が展示してありました。
傘の柄から骨の部分まで、全て1本の木から作られており、
柄の部分には職人さんの手によって、メッセージが彫られていました。
手にしたときに、職人さんの傘に対する愛情がよく伝わってきました。
「こんな傘だったら雨の日に外出するのも楽しいだろうなぁ」と思えるような
素敵な一品で、まさに「一目ぼれ」というものを体験した瞬間でした。
店員さんの話では、日本に3本しか入ってなかった商品で、
すでに2本は売れてしまったとのこと。
ここで残り1本に出会ったのは運命なのかなと勝手に想像してしまい、
少しくらい高くても無理して買おうかな…なんて思いつつ
値札を見ると、そこには68000円と書かれていました。
傘を忘れやすい私は、もしこの傘をどこかに置き忘れたとしたら
きっと立ち直れないな…と考えると、
やっぱりいつもの安物でいいやと思ったのでした。