桃が散る
2009年03月27日 文責:藤井
4月が近づき、桜が咲き始めました。
一方で、桃の花は散りつつあります。
毎朝、通勤の時に通る御所の桃園では、地面がピンク色になるほど
桃の花びらが、散っています。
桜の花が、散る時は何か物悲しさがあります。しかし、同じような
ピンクの花でも、桃が散る時は、それほど物悲しさはありません。
(あくまで、私の個人的な意見ですが・・・)
桃の花が散るのは、これからいよいよ暖かい春がやってくる時季。
桜が散るのは、春も終わりの頃。
この微妙な季節感の違いが、それぞれの花が散るときの、物悲しさ
違いを生んでいるように思います。
桜が咲き始めると、とかくそのことに目が行き、桃の花の散る姿は
あまり注目を集めることはありません。しかし、桃の散る姿も美しい
ものだと、今年はじめて気がつきました。