前回、これからの塾は『徹底的にサービス業の塾』と
『徹底的に教育業の塾』の２極化になるのでは…
という話をしました。今回はその続きです。
　
この２極化をわかりやすく例えると、
『回転寿司屋』と『江戸前にぎり寿司屋』の違いです。
　
『回転寿司屋』は、安くて、きれいで、ネタも値段の割
には満足できます。接客も元気が良く、明朗会計で気軽に
入店することができます。
　
目標は、お客様の回転率を上げること。
そのために「あらゆるサービス」を徹底的に行っています。
当然、顧客層は一般ファミリー層が中心になってきます。

　
ただし、握っている人間がどういう人物かはわかりません。
お客様と握り手の距離は遠くても問題がないことに特徴が
あります。お客様が求めているものは、味やサービスであり、
自分達が満足すればよいという個人主義の考え方に近くなります。
　
対して、『江戸前にぎり寿司屋』は、頑固な大将が一生懸命、
お客様と向かい合い、丁寧な仕事を提供します。
　
目標は、「お客様の満足」を徹底的に提供すること。
そのためには、お客様の回転率が下がっても営業できるように、
単価を高めに設定しています。結果、顧客層は絞られてしまいます。
　
また、握っている人の人柄がお客様に対する印象を大きく左右し、
口コミで広がっていくことが多いです。
お客様が求めているものは、味やサービスはもちろんのこと、
自分だけを見てくれる満足感を得たいという自己中心主義の考え方
に近くなります。
　
…この続きはまた次回。