読書の秋
2008年09月24日 文責:小泉
最近『三島由紀夫レター教室』という本を読みました。
三島由紀夫といえば『金閣寺』というのが普遍的なイメージで、
どこか堅苦しい印象を受ける人も多いかと思います。
しかしこの作品は、ユニークな登場人物たちが、面白おかしい
手紙を書いていくという斬新且つ笑える物語です。
ちなみに私は大学時代、近代文学を専攻していましたが、
やはり最初はどこか近寄りがたい印象を抱いていました。
そんな時、ゼミの先生が(独断と偏見による)「近代三大バカ小説」を
提示してくれました。
・田山花袋(たやまかたい)『少女病』
・森鴎外(もりおうがい)『大発見』
・岩野泡鳴(いわのほうめい)『ぼんち』
以上の3作品は、確かにバカバカしくも面白く、近代文学を
楽しむにはうってつけかもしれません。
もし興味がおありの方は、ぜひ一度読んでみて下さい。