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母の日

2008年05月12日  文責:羽根

昨日、5月11日(日)は母の日でした。
今年の母の日は、実家にて手巻き寿司パーティを開催しました。父も母も久しぶりの
家族団欒を楽しんでいるようで、嬉しかったです。
 
 
そもそも母の日を祝う行事の誕生は、はるか古代に遡ります。仮説の中で一番時代
が古いものは、ギリシャ時代、“神々の母”といわれる「レア」という女性の神様をたた
える祭りを春に実施していたという説があります。
 
イギリスでは17世紀から慣習が始まったとされています。キリスト復活祭の40日前に、
教会へ奉仕している子供たちが、母親に会いに行く日を「母の日」としたそうです。
 
アメリカでは、母の日は祝日に制定されています。そのきっかけは次の通りでした。
1907年5月12日、Anna M Jarvisという女性が、自分を苦労して育ててくれた母親の命
日に、フィラデルフィアの教会で「亡き母を偲ぶ」という花言葉の白いカーネーションを霊
前にたくさんたむけました。それを見た参列者は大きな感動を受け、全米に瞬く間にそ
の習慣が広がっていきました。やがて、アンナは支援者とともに、母への感謝の気持ち
を捧げる休日を作るよう、議会に呼びかけました。そして1914年、アメリカ議会は
「Mother’s day」を祝日に制定するに至ったのです。
 
アメリカが法律に制定したことにより、「母の日」は世界中に広まりました。
 
日本に母の日が伝わったのは大正時代でした。当時、青山学院大学教授だったアレク
サンダー女史により紹介され、キリスト教団体が中心になって広まりました。
昭和に入ると、皇后誕生日だった3月6日が母の日となりました。戦後、1949年にアメリ
カの慣習にならい、5月第2週日曜日が母の日となりました。このとき、赤いカーネーショ
ンは、健在している母へ、白いカーネーションは亡くなられた母へ送ることが主流でした。
 
現在では、カーネーションを送ることよりも、自分がプレゼントしたいものや母親が望むも
のを贈ることが定番になっています。どのような形であれ、自分を産んでくれた両親に感
謝をする
ということは、とても大切なことだと思います。