びわこむし
2008年03月22日 文責:羽根
私の住む滋賀県では、毎年、春と秋に「びわこむし」が大量に発生します。
今年も徐々に「びわこむし」を見かけるようになりました。
「びわこむし」とは、ちょうど小指のツメくらいの大きさで、血を吸わない蚊
みたいな形状をしています。日中、琵琶湖周辺をふらふらと飛び回り、琵琶湖近辺の
家やマンションの壁にぺたぺたと張り付くだけのまったく無害な虫です。
ただ、無害とはいえ、壁一面にぺたぺたくっつく姿はあまり気持ちのいいものでは
ありません。湖畔のコンビニでは、ドアを開閉するたびに「びわこむし」が飛び込み、
店内を飛び回る被害(?)が多発します。
秋になると、春の「びわこむし」が3倍くらいに成長して、威圧感が増します。
ただ壁にくっついているだけですが、数年に1度、白い壁が黒くなるくらいに大量発生
することもあります。
これだけ滋賀県民に迷惑(?)を与えているにも関わらず、新聞やBBC(びわこ放送)で
騒がれたことがほとんどありません。他府県民からの知名度も高くありません。
その理由は、滋賀県民にとって、「びわこむし」は春の訪れを感じ、
夏の終わりを実感する虫だからです。「びわこむし」は琵琶湖周辺の風物詩
であり、四季を感じる大切な虫なのです。
………でも、だれかこの「びわこむし」の正式名称を知りませんか………?