スタッフブログ!つむぎ内・外よもやま話

ランドセル

2008年02月05日  文責:羽根

先日、デパートのランドセル売り場で、ランドセルを選んでいる
親子を見かけました。お子様は目をきらきらと輝かせながら、
目の前にある様々な色のランドセルを背負っていました。その
様子はとても微笑ましく、心がなごむシーンでした。

ランドセルが日本に普及したのは、昭和30年以降といわれて
います。その歴史は古く、江戸時代にさかのぼります。幕末の
日本に西洋式の軍隊制度が導入されたとき、布製の「背のう」
も同時に輸入されました。これが日本のランドセルのはじめと
されています。明治時代になり、この「背のう」がオランダ語で
「ランセル」と呼ばれていたことから、やがて「ランドセル」と呼
ばれるようになりました。

日本と同じように背負い式通学かばんを採用している国は、
韓国、イギリス、ノルウェーくらいといわれています。世界では、
教科書を学校が貸している形式が多く
、かばんを持ち歩く必要性
がありません。そのため、かばんの指定がない国が多いようです。

日本人にとって、小学生になるとランドセルを買う習慣は、お
子様が大人に近づく儀式みたいなものかもしれません。

2008年が始まって、あっという間に2月です。春がもうすぐくる
のだなと思いました。