夢をかなえるゾウ
2007年12月10日 文責:羽根
先日、「夢をかなえるゾウ」(水野敬也著)という本を読みました。この本は社長
から全社員に「一度読んでみるといいよ」とプレゼントされたものです。
昨今、社会人として成功するための本があふれています。たいていは「自分は
こうやって頑張ったから読者もマネしてごらん」といった苦労話の要素が強い本
が多いのですが、この本はそのような視点が書かれておらず、私小説風の文体
でとても読みやすかったです。
この本は、夢をなくしたサラリーマンが神様のゾウ「ガネーシャ」と出会い、自分
に足りないものをガネーシャに気づかされ、成功へと導かれる物語です。
この本の一番おもしろいところは、ガネーシャが関西弁であるという点です。インド
出身の神様がなぜ関西弁を話すかという疑問はさておき、ガネーシャの一つ一つ
の言葉がとても参考になります。それらがとてもシンプルでわかりやすいです。
そのうちの一つを紹介します。
「その日頑張れた自分をホメる。」という章で、ガネーシャはサラリーマンにこう
言いました。
「これからはな、毎日寝る前に、自分がその日頑張れたこと思い出して『よう
やったわ』ってホメや。そうやってな、頑張ったり成長することが『楽しい』こと
なんや、て自分に教えや。」
たしかにどの仕事も大変です。成長してもだれもホメてくれないのが現状です。
仕事はだれかに見返りをもらうのではなく、自分で自分をホメることから始まる
と私も思います。
早速、今晩から寝る前に自分をホメてみます。そこから何かが始まるかもしれ
ません。