競争心
2007年09月28日 文責:川島
先日、久しぶりに実感算数の指導に入りました。
その中で、平面図形カードを使い図形の勉強をしました。
平面図形カードは、直角三角形や正方形、台形,ひし形等々
中3までに学ぶ図形を全て含んだ手のひらサイズのカードです。
まだ、「まる」「さんかっけい」などの大まかな図形の認識し
かないYちゃんKちゃんに、これを使って「神経衰弱」をしても
らいました。カードを全て裏返し、その中の2枚だけ表にして、
同じ図形がでたら自分の得点にするゲームです。
カードを取る際に、出た図形の名前を言ってもらいます。直角
二等辺三角形や平行四辺形など、初めて聞く図形名もあったよ
うで、一生懸命覚えようとしていました。
図形名を知ってもらう事も一つだったのですが、それ以前に「神
経衰弱」に二人はテンションが上がりました。必死になって負け
まいと、どこにどのカードがあるのか集中しています。
ゲームとなると、子供は燃えます。大人が考えている以上に競
争する事、勝敗がつく事に、テンションが上がるようです。闘争
心をむき出して「神経衰弱」をやっていました。
大なり小なりはあるでしょうが、勝つ喜び、負けるくやしさはそ
のようなシチュエーションがあってこそ、感じとれる感情なのだ
ろうなと思います。もちろん大人が口にして教える事の難しい分
野であるのも確かですが・・。
なんでも平等、順位はつけない方がいい・・という風潮がある
世の中ですが、子供は自分が勝ちたい,誰にも負けたくない・・
と思ってるのだろうな・・と。図形からは道がそれてしまいまし
たが、そんな事をふと考えさせられた授業でした。